バファローズNextのプロ野球観戦記'03


 バファローズNextが2003年に見に行ったプロ野球観戦です。カッコの中の勝敗は観戦した試合で自分の応援したチームの勝敗を示します。

バファローズNextのプロ野球観戦記'04
バファローズNextのプロ野球観戦記'02

9/7 甲子園
横   浜  0 0 0  0 0 0  0 0 3  3 
阪   神  0 0 0  0 5 0  3 0 X  8 
横 吉見、福盛、河原、田崎、富岡 神 福原、リガン、安藤、石毛 本 アリアス32号、多村13号、村田18号、 勝 福原2勝0敗 S 敗 吉見2勝10敗 (7勝5敗)
 今日は4年ぶりの甲子園。今、阪神はマジック6とあって甲子園は連日満員かというと、レフと側なら多少はあいているとの事で朝10時過ぎから当日券を求めて学生時代の後輩と並びだす。このところ土曜日は53,000人の大入りだが日曜は満員にならないことが多い、と聞いていたものの、念のため早めに並んだのだ。すると並んで1時間もたたないうちに発売開始、無事、チケットを入手できた。
 そのあと、近くのロイヤルホストで昼食がてら、後輩と近況報告や京阪のダイヤ改正、ホームページ、マイルの話などをする。16時ごろに甲子園に戻ると、アルプス自由席ですら売り切れていた(結局、53,000人の満員御礼であった)。ダイエーで「全国2番目の売り上げ」という甲子園店で買出しして、球場入り。1塁側なら早めに入らないといけないが、3塁側とあってギリギリではあったもののまあ十分な時間。試合開始前の六甲おろしを歌ったりする。やがて先発発表。予想通り、阪神・福原、横浜・吉見の投げ合いである。
 阪神は初回から拙攻が続き、1回は2誌満塁で桧山が凡退、2回は福原が送りバント失敗で併殺打と散々な感じ。4回裏は藤本の安打で桧山がホームを狙うがタッチアウト。これは実は空タッチだったみたいだが、この前日も3塁打を本塁打にした球審・小林毅の誤審みたい(審判部長で以前は定評があったが、近年は視力が低下いているのか?)。
 阪神の応援は何しろ4年ぶりである。片岡、金本の獲得、和田の引退、坪井の移籍などで選手が多少入れ替わり、外国人も一新されている。応援歌もまた覚えなおしながら歌った(てっきりアリアスはブロワーズの流用と思っていたら変わっていたんやね)。
 投げては福原は調子がよく、横浜の先発・吉見にきれいな2塁打を打たれた(吉見はバッティングに定評があるらしい)他は危なげないピッチング。その結果、5回表まで0−0と、解説の福本氏なら「たこ焼きみたいやね」って言いそうな展開。
 5回裏、チューハイを飲んで眠かったものの、1死1・2塁から金本のタイムリーで先制、なおも満塁でアリアス。ここで初球をドカーンと弾丸ライナーがそのままレフトスタンドへ!!久しぶりに見た満塁アーチであった。これで5−0と楽勝モードに。
 7回には連続イニング出場の金本が痛い足で三塁打を放つと、桧山、矢野がタイムリー、村田のエラーで3点追加。これで勝負あった。
 福原は6回で退き、あとは継投策。リガン、安藤とつなぎ、最終回は私のファンである、近鉄から移籍した石毛。ここで石毛は直球であっさり抑え…と思いきや、多村と村田にホームランを打たれ、3点を失う。しかし「最後は勝つ」で後続を断ち8−3で快勝。
 久しぶりに甲子園で「六甲おろし」を歌い。勝利に酔いしれながら球場を後に。そして翌日は夏休みなので実家に戻る。うーん、いい試合だった。
8/31 大阪ドーム
日本ハム   0 0 0  0 1 0  0 0 0  1 
近   鉄  0 0 1  1 0 1  0 0 X  3 
日 厚澤、櫻井、野村、立石、清水、芝草 近 阿部健、小池、三澤、吉田 本 田中幸9号、ローズ43号 勝 阿部健1勝0敗 S 吉田3勝1敗6S 敗 厚澤0勝1敗 (6勝5敗)
今日は大阪駅で用事を済ませ、JRで大正へ。フルスイングの服を着た人を見かける。「ああ、大正駅で降りるんだな」というのがすぐにわかる。私と同じように。今日は赤Tシャツを着ていけば外野自由席は無料なのだ。
大正で降りて大阪ドームへ行く。今日はゆっくりめに行ったところ、なんと私の前の人まででラッキーカードがなくなってしまったのだ…。まあ、めったにあたらないものとはいえもらえないとはちょっとショック。
今日は予告先発が近鉄が阿部健太、日本ハムは厚澤と実績のない投手同士(日本ハムは当初関根の予定だったらしいが締め切り直前で変更になったらしい)。スタメン発表では「1番下山」というのが以外だったが、左投手が先発ということで右をそろえてきた、というと納得が出来る(それなのに礒部を起用していたのは気になったが)。
で出しは両投手とも好調で3回表まで3にんずつで終わるという内容。3回裏、久しぶり登場の的山が2塁打を打つと、下山がタイムリー2塁打で先制。4回裏、礒部のタイムリー2塁打で1点追加するも、1塁ランナー北川が本塁を狙うもタッチアウト。きわどいあたりで2アウトだったことを考えると仕方ないかなという展開。
阿部健はまずまずの調子であったが、5回表、田中幸にカキーンと大きな一発。1階席と2階席の間の壁に当たる本塁打であった。その裏、対する日本ハムの厚澤は降板。予想通りとはいえ、この先の阿部健が心配である。
 5回裏は得点なしで終了し「レッドでハッスル」が流れ(当初はCD化の予定がないと聞いていたが、9月12日にCDが発売されるとの事である。500円)。
 6回裏は左のローズということで日本ハムは左の野村を出してきたが、ローズは大きく打球を打ち上げ、滞空時間が往年の田淵なみに長い43号ホームラン。記録に期待が出る。1階席からは天井で打球がどこにあるかわからなかった。野村は降板。これで3−1。は両軍0点に終わり、今度は「ファイターズ賛歌」。
 「ファイターズ賛歌」が札幌移転後はどうなるか一緒に来た後輩と話していたが、広島遠征のときのメンバーでは「この曲はチーム名や本拠地が出ていないので札幌でもそのまま使える。完成度が高いので存続するのがいい」という結論であったが、「本拠地移転するなら歌が変わるのが普通では」という意見。うーん、確かに過去の前例(ロッテ、オリックス、ダイエーなど)を見るとそうだけど、存続するには歌詞に不適切の部分があったからではないかと思っている。確かにロッテやオリックスは移転で愛称名変更も伴っており、ダイエーは親会社が変わった(「南海ホークス」ではなくなっている)ためである。ちなみに近鉄は大阪ドーム移転の時には特に変更はなかった。また、数年前から「ファイターズ賛歌」は速水けんたろうが歌っているが、以前と比べてさわやかさが増して評判はよいみたいだし、速水けんたろう自身が大の日本ハムファンということでぜひこのまま続けてほしいものである。
 阿部健は7回表にランナーを許しこの回の途中で降板するが、この跡は小池がきっちり抑えた。故障の加藤、不振で二軍落ちのロドリゲスに変わって今後も先発として使えるであろう。7回裏、5・4・3・「2」・1の掛け声で風船飛ばしが行われるも、この回は0点。
 近鉄投手陣は継投で逃げ切りを図る。そして8回途中から登板した吉田が抑えてゲームセット。ヒーローインタビューはもちろん、18歳でプロ初勝利の阿部健であった。一緒に見ていた後輩はそこそこ期待はしていたみたいだが、よくここまで抑えたという感じ。
 試合終了後の二次会は極力一箇所に固まるよう応援団の指示がある。「赤Tシャツだからかな」と思ったりした。二次会では首位を行くダイエーに対し、先日のバラエティ番組で紹介されていたものから引用し「便器、便器、貞治!」ってな野次も飛ばしたりしていた。あと、最近「打倒西武獅子粉砕」の旗が最近ないなあって話をしていたら、どうも最近は西武戦でしか使っていないみたいである。
 最後になってようやく応援団が指示した理由がわかった。球場内にラソーダ氏がいたのであった。
8/16 広島
横   浜  0 1 3  1 0 2  0 0 1  8 
広   島  0 0 1  0 0 0  1 0 1  3 
横 堤内、加藤、竹下、福盛 広 佐々岡、西川、玉木、長谷川、鶴田、澤崎 本 金城12・13号、 勝 堤内1勝0敗 S 敗 佐々岡6勝7敗 (5勝5敗)
3年ぶりとなる広島遠征。広島遠征はここ2年、日程の関係で行けなかったが、今年は横浜戦がいい時期に組まれたこともあって3年ぶりに遠征することにした。
旅行をかねて朝に広島入りし、広電やアストラムライン、廃止が決まっている可部線に乗ったりして球場入り。18時から24時までの降水確率が80%と心配であったが、球場内に入るまでは小雨程度。特に問題なく試合を進められるような感じである。開門は17時であったが、相手が最下位の横浜とあってか列も短い。あと、球場の入り口のところで横浜のマスコットがいた。今日は横浜から遠征に来ているみたいである。
先発は横浜・堤内、広島・佐々岡。これだと楽勝かと考えた。佐々岡は初回こそ抑えるが、2回には田中一のタイムリーで先制を許す。広島は初回は森笠の安打、2回は前田の二塁打が飛び出しランナーも進むが後続が続かず無得点。心配していた雨は初回こそ止んでいたが、2回からは雨粒が目だって見えた。
そして3回表、金城が打った打球はライトスタンドへ。大阪ドームで野球を見慣れているだけに「あの当たりがスタンドに入るとは」といった感じである。大阪だったら良くてフェンス直撃だろう。そして佐伯がタイムリー。佐々岡はこの回1アウトを取る前に2点も失った。そして打者中村のときに雨が強くなってきて中断。降水確率80%なだけに、仕方ないかなあという気持ちと、すでに3点取られていることから、ノーゲームになりそうな雰囲気であった。広島のことを考えると中止にしたほうが有利かと思うが、ノーゲームは遠征にとっては痛いなあ…。雨は降り続くのに試合を中止する雰囲気がなく、近くの天気などはすでにお見通しなのかなとさえ思った。40分ほど待ったらようやく雨が上がり、グラウンド整備のあとに再開。ランナー満塁で中村にタイムリーを浴びて4点差となって長い攻撃が終わる。その裏、広島は佐々岡のところで代打東出。東出は四球で出塁、森笠2塁打で木村拓の犠飛で1点を返し1死3塁とするも、緒方が内野フライに倒れるなど後続が続かず1点どまり。せめて外野フライでもう1点返してほしかった。ここまで8時半。昨日はこの時間に試合が終わっていたとのことなので、今日は11時コースかなという感じ。
4回は金城にまたホームランを打たれる。左右打席ホームランである。6回にも佐伯のタイムリーで2点取られ1-7。敗戦ムードすら漂う。途中10時を回り鳴り物がなくなる中、7回裏に1点を返すも9回表には1点突き放される。9回裏、1・2塁から前田が打った打球はホームランかと思ったらエンタイトル2塁打で1点を返すも反撃はここまで。これで堤内にプロ入り初勝利を献上、私の広島遠征は3戦全敗となった。
結果的に近鉄は横浜の「誰?」っていった先発・堤内を攻略できずじまいであった。ボール球が多くバットを振らなければ四球が連発していたのではないかと思う。それと雨で中断の間にも「それ行けカープ」がかかるなど、思ったよりもたくさん歌を歌ってきた。この後はお好み村(4Fの一番右奥にある「たんぽぽ」。今日活躍した金城選手が時々来るらしい)とカラオケへ行く。カラオケでも「それ行けカープ」を歌ったが、来年こそは勝利した後の球場で歌いたいものだ。
8/3 大阪ドーム
ロ ッ テ  0 0 0  0 0 0  0 1 0  1 
近   鉄  0 0 0  0 1 0  3 0 X  4 
ロ 渡辺俊、高木 近 バーン 本 里崎4号 勝 バーン5勝6敗 S 敗 渡辺俊3勝3敗 (5勝4敗)
本当なら7月27日の西武戦を観戦予定で岩隈人形をGETする予定だったが、仕事のため直前の延期を余儀なくされ、今日のロッテ戦の観戦となった。それも仕事が順調で終わって楽々観戦というよりも、精神的にはかなり参った状態での観戦であった。
という私事はさておき、今日は開門直後に球場に入る。最近、関取合戦が激化したのに応援団長が切れたらしく、昨日から1人1席を遵守するよう注意を呼びかけていた。そんなこともあってか、今日は応援団が下段後方の座席を陣取るスタイルになっていた。1998年途中までと同じスタイル。5年ぶりの光景である。
また「レッドでハッスル!!」というわけのわからない歌が流れていた。「まっかっか」を英語で言ったら「レッドッド」とか…。
試合はバーンと渡辺俊。バーン先発とあって不安はあったが、最近のバーンは比較的安定しだしたので、ランナーを背負わないピッチングをしてくれたらなと思った。
今日はスタメンはまずまず(星野の守備に不安はあるが)で、バーンは初回に堀に四球、盗塁を許すも抑え、ホッとする。近鉄も渡辺俊の「地面すれすれからの下手投げ」を崩せず得点できない。「あんなフォームでよく投げられるなあ」と関心さえする。2回にも立川に死球、盗塁で2塁にランナーを進められるも、結局抑える。近鉄も打線は続かない。
3回の攻撃に入る前に、ファンクラブのポイント交換に行った。今年からポイントの持越しができなくなり、「来年ファンクラブどうしようかな」と早くも検討中。今年ポイントが残った場合、来年に使えるかどうかも不明である。来年に今年のポイントとの併用はできると私は予想しているが、少なくとも昨年までのポイントは今年中に使わないと消滅するため、バフィぬいぐるみと内外野自由席引換券に交換しにサービスカウンターまで途中退場して行ってきた。
球場内に戻ると、4回表の攻撃が始まるところであった。5回表まで0が並ぶところでラッキーカードの抽選。これは5回裏に「レッドでハッスル」がかかるためである。バーンはここまでノーヒットピッチング。そして5回裏、藤井のタイムリーで先制。「レッドでハッスル」がかかる中喜ぶ。
6回も両者0点で、いよいよバーンのノーヒットノーランがどこまで続くかというところに期待。しかし7回表、フェルナンデスがフェンス直撃の当たり、2塁を狙ったがアウトにしとめた。しかし、これでノーヒットノーランが消滅。まあ昨年の高村のことを思うとまだいいが、それでも悔しい思いである。ランナーを出さなかったことでバーンの調子は崩れなかった。
7回裏、礒部、(阿部)真宏のタイムリー2塁打、大村のタイムリーで3点を加え、安泰モード。今日のバーンなら大丈夫だろう。8回に里崎にホームランを許すも、9回まげ投げきり、最後はヤフーでやって以来の「ケビン」コール(ヤフーの時は抑えだったが)で締めた。
お立ち台はもちろんバーン。相手がロッテだったとはいえ、2安打1失点の内容は立派。バーンも最近はかなりいい内容(今のパウエルよりも状態はいい)なので、今後も期待したいものである。
最後に、ロッテの応援がいろいろ聞こえてきて「そういえば北陸マリーンズ観戦で耳にした応援だなあ」っていろいろと感じたものの、昨年などはあまりそういったことを感じた覚えはなかった。「大阪ドームでロッテ戦って、そんなに見てなかったっけ」って思って調べたところ、1999年4月18日以来、4年ぶりだったことに気づき納得。日程が合わなかったのもあるけど、もし先週に観戦していたらそれもなかった訳だから恐ろしい。一時期西武戦をはずしていた時季はあったが、ホームでの対戦相手別の観戦も満遍なくしないといけないなと感じた。
7/13 西武ドーム
ダイエー   7 1 3  1 1 0  0 0 1  14 
西   武  0 0 0  0 0 0  0 3 0  3 
ダ 新垣、篠原 西 松坂、三井、内薗、土肥、長田、森 本 井口16号、村松6号、バルデス15号、和田16号、平尾7号、ズレータ2号 勝 新垣6勝7敗 S 敗 松坂10勝4敗 (4勝4敗)
今日は前半戦最終試合、パの首位を行くダイエーと昨年の王者・西武の対戦である。予告先発が西武・松坂、ダイエー・新垣といわゆる「松坂世代」の投げあいとあって46,000人と大観衆であった。松坂はここまで防御率が1点台前半、対する新垣は負けが先行しているとあって、西武が勝つだろうというのが当初の予想であった。
今回、全カード観戦の一環として見に行っていることもあり、約9年ぶりに西武を応援する。西武は大阪にいた頃にはオリックスや近鉄相手によく観戦していたが、その頃のメンバーとは大半が入れ替わったという感じ。遅く入ったので外野席の立見席に陣取って応援した。
緊迫した投手戦が期待される中、初回、松坂は2四球の後、松中(怪我のためかこの日はDHとして出場、大量得点のためか2回目の打席からズレータに交代)、城島に連続タイムリー、村松の3塁打等でぼこぼこに打たれる。結局、2/3イニング、7失点(自責点5)という散々な内容でプロ入り最短の降板。そして途中まで先発要員の三井にスイッチ。余りにも大きい…。その裏、7点のアドバンテージを持った新垣は3人で退けられる。
2回表には三井も井口のホームランを打たれ、3回には村松が6号3ラン。去年まで2本しかホームランを打っていなかった選手とは思えない。4回にはバルデスのホームラン、5回にもタイムリーでここまで13-0。これでは応援する気もなくしてしまう。
対する西武打線は新垣に5者連続三振と絶望状態。5回までパーフェクトに抑え込まれた。46000人とバックスクリーンをのぞいて満席状態であったが、3回あたりから帰る人が出始め、5回終了からは内野自由席に空席が分かるようになった。
6回裏に平尾の安打でパーフェクトを逃れるが、新垣は7回、カブレラをねじ伏せてここまで1安打ピッチング。この時点で内外野とも相当帰る人が出てきたので、私は内野券を持っていたこともあって内野席に移動した。
8回裏、疲れの見えた新垣から和田の16号アーチ、阪神から移籍して2年目の平尾も7号と、ようやく西武の応援団も盛り上がってきたが反撃もここまで。対するダイエーは9回にはズレータにもホームランが飛び出し、終わってみれば23安打14得点。最後には篠原を投入して試合終了。3-14とぼろ負けである。
私は新垣のヒーローインタビューを横に、球場を出た。とはいえ小関コールとか「ソーレワッショイ」(カブレラ)など、西武の応援を楽しんで来た。結局、2/3イニング降板の松坂は右ひじ痛が判明し登録抹消、球宴辞退という結果になった。いつかはリベンジを図りに西武ドームに行きたいと思う。
7/12 東京ドーム
近   鉄  2 2 3  0 0 4  2 1 0  14 
日本ハム   2 0 0  0 0 3  5 0 1  11 
近 岩隈、山本、愛敬、三澤、岡本、吉田、高村 日 正田、立石、佐々木、関根、伊達、建山 本 ローズ29・30号、北川8号、鷹野2・3・4号、大村12号、高橋信7号、   水口2号、エチェバリア19号、木元5号 勝 岩隈10勝5敗 S 高村5勝2敗5S 敗 正田2勝9敗 (4勝3敗)
小松から朝一番の飛行機で羽田入り、蒲田から東急池上線・営団線で水道橋へ。今日は近鉄のビジター応援デーとのことで、来場ポイントが10ポイント加算、ピンバッジやラッキーカードなどももらってきた。球場内で大学時代の後輩4人と合流し、しばし談笑をしながら試合開始を待つ。
今日の先発は岩隈と正田。近鉄は5番吉岡と「意外やな〜」と思っていたら、6番北川、7番は不振だった鷹野など、左の正田に対して右バッター7人をそろえてきた。これなら後略できそうだ。
初回、大村が出塁、ローズがいきなり2ラン。幸先の良いスタートである。近鉄は岩隈なので安泰かなと思っていたが、初回に2点を失い、振り出しに戻ってしまった。
すると、2回には北川の8号ソロが飛び出し、久しぶりにスタメン起用の鷹野が2者連続ホームラン。初回の2点は左打者の活躍であったが、2回は右打者の積極的な起用が当たった。3回にはチャンスのところで、日本ハムは早くも立石に交代。2死1、2塁となって先ほどホームランの鷹野。右投手ということで代打の起用もあるかと思ったが、ホームランを打っていることもあって打席におくると、なんと2打席連続となる3ラン。序盤で早くも7-2と楽勝ムードである。
岩隈はその後調子を取り戻し、5回まで0点に抑える。YMCAをグラウンドボーイと一緒に(笑)踊り終えて6回、ここまで2打席連続ホームランの鷹野が絶好調でまたホームラン。その後も大村の2ランなどが飛び出し、この回4点。岩隈は安心したのか、その裏に高橋信に3ランを浴び、結局この回で交代。
ラッキー7の攻撃では鷹野の4打席連続ホームランが期待する。今年はヤクルトの古田がこれを記録しているとあってファンがどきどきする中、フェンス直撃の二塁打。とはいえ3打席連続ホームランで5打点という大活躍であった。
その裏、近鉄は8点差とあって山本、愛敬を送り出すもエチェバリア、木元に打たれ、たちまち3点差に詰め寄られてしまう。結局2人で1アウトしか取れない状態。今日はリリーフ陣を温存したかったが三澤を使うことになった。
8回表、近鉄はローズの今日2本目の30号が飛び出し4点差にし、その裏も三澤が抑えて、ランナーを2人出さなかったら三澤で最後まで行くのかな、という感じでもあった。しかし、9回には岡本を起用。セーブがつかない場面での起用は疑問でもあったが、球宴前ということで贅沢に使っているのかもしれない。しかし1点を失ってしまい、吉田、高村も起用するという贅沢な投手リレー。高村はあと1人のところで登板したため、登板後いきなり高村コールから始まった。そして高村にはセーブがついた。
ヒーローインタビューはもちろん打席連続ホームラン(相当しびれた〜)の鷹野。チーム本塁打8本は球団新記録であった。そして風が強い「回転ドアでないドア」から気持ちよく球場を後にした。
6/8 大阪ドーム
西   武  0 0 0  0 0 0  1 3 1  5 
近   鉄  2 0 0  1 0 0  3 3 X  9 
西 三井、前田、潮崎 近 パウエル、吉田、三澤、岡本 本 北川5号 勝 パウエル5勝6敗 S 敗 三井7勝4敗 (3勝3敗)
この3連戦は先着10,000人に赤Tシャツが当たるとあって、早めに球場入り。それでも混雑が激しいという状態。2001年に優勝する前には考えられなかったが、紀洋やローズの効果が大きいと思う(紀洋最近打ってないけど)。
また、アコムMasterカードに入会申し込みすると、ローズ人形と500円券などがもらえるというキャンペーンをしていたので、とりあえず申し込んで人形をもらってきた。今後このカードをどう活かしていくかは検討中であるが、バファローズの入場券割引や特典もあるので、利用できるものがあったら使うかと思う(そうして球場へ足を運ばせようというのかもしれないけど、それならこっちも楽しいので構わないし)。
今日の先発はパウエル。対する西武は先週長野で抑え込まれた三井である。近鉄は不振の紀洋を控えに回し、代わりに北川を4番に起用。守備こそ今回も1塁であるが、北川の4番は今季4試合目とのことである。チャンスに強い北川なら十分に4番も勤めてくれるであろう。あと、7番は下山と、不振の礒部を外した感じであった。私も赤Tシャツに着替え、赤Tシャツに合わせた限定メニューのキムチ入りいか焼きを食べる(こっちはあまり赤くなかった)。
初回、パウエルは松井に二塁打を許すが後続を断つ。その裏、三井に苦しむのかなと思いきや、北川がいきなり2ラン。吉岡よりも4番を任せられる選手だと感じた。吉岡は凡退してますますそう感じた。2回も満塁にするが水口が倒れてしまい、惜しいことをしたと感じた。
パウエルはその後もテンポ良い投球でランナーを出さない。西武打線は4回にも無死満塁と攻め的山の犠飛で1点を追加。パウエルは6回まで被安打2という上出来の内容。追加点がほしい近鉄は三井を攻めるも、三井が踏みとどまった。
西武のラッキー7の攻撃で、大島にタイムリーを打たれ1点返されるが、その裏、三井を攻めて北川のタイムリー、吉岡の2点タイムリー2塁打で3点追加。勝負あったかのような感じ。8回、パウエルが崩れだし、吉田に交代。近鉄はこのところ中継ぎ投手を使いすぎていたからパウエル続投して欲しいところであったので残念。疲れもあってか吉田、三澤も打たれ3点を献上。2点差である。しかし8回裏、北川のタイムリーなどで西武の前田を攻め3点を取る。すると9回から岡本が登場。1点を失うも後続を断ち、首位をがっちりキープ。私も今季大阪ドーム初勝利である。
今日のヒーローはもちろん、5打数4安打4打点の活躍の北川である。4番の重圧をも任せられる、チャンスに強いなどといった「逆転一発マン」(北川登場のテーマがこれである)である。応援団も声がかれてまで応援をしていた。
この日は日曜の観戦とあって、実家に一旦寄って金沢へ帰宅というあわただしかったが、勝ったときは気持ちがいい。先週とは大きな違いである。
6/1 長野
近   鉄  0 0 0  0 0 0  1 0 0 1 
西   武  0 0 0  2 2 0  0 2 × 6 
近 高村、小池、愛敬、バーン 西 三井、森、豊田 本 ローズ20号、松井11号 勝 三井7勝3敗 S 敗 高村5勝2敗 (2勝3敗)
近鉄の地方遠征。近鉄は全主催試合を大阪ドームで開催するので、遠征というと相手チームの遠征となるのである。今年は準フランチャイズ的なダイエーの北九州を除くと、ここだけである。ロッテの北陸遠征と重なったこともあって、今回は長野とはいえ日帰りである。
台風が心配であったが、長野は雨が降っていないということで強行して長野へ向かった。直江津と長野の間が不便なので、金沢を始発で頑張っていっても11時23分になってしまうのである。長野駅からシャトルバスでオリンピックスタジアムへ行く。着いたのは12時を回っていた。天気は曇り。長野は東京や名古屋からのほうが近い。新幹線ができれば(せめて上越まで)便利になるんだけどね…。このスタジアムは長野冬季五輪の開会式・閉会式会場やメダル授与で使用された会場を球場にしたものであり、さすがにきれい。観客も35,000人入れるいい球場である。大型スクリーンがないので少し寂しい。外野は西武ドームとは違って天然の芝生席である。外野席でいつも大阪で一緒に見ている後輩と合流。氏は昨日から京都から長野に遠征に来ているのである。
この日の先発は先週と同じ高村。西武は1週間前当たりは松坂が予想されていたが回避したので三井である。
近鉄は前日は紀洋が足の調子が悪くスタメンから外れていたが、今日は指名打者として出場。北川・星野が先発にいないがまずまずの打線である。初回、近鉄は三井に抑え込まれる。一方の高村は松井を出しランナーが3塁まで進まれるが、0点に抑える。一方の西武はカブレラが外れている(不振だからと思ったが、のどの痛みが理由)。西武の主催試合とあって選手登場前の効果音は西武ドームと同じ(例:松井だと近鉄・岡本と同じ曲)であるが、カウントごとの効果音は省略していた。
試合は4回に平尾のタイムリー(それにしても阪神出てから良く打っているなあ)で2点を失い、続く5回も高村の暴投などで2点を失う。一方、近鉄も中盤からランナーを出すが、あと一歩続かずという状態。さすが三井である。ここまでは投手交代もなく、おかげで試合はいいテンポで進んだ。
7回、ローズの待望の20号ホームランで1点取るが、紀洋が大ブレーキ。今日はことごとくチャンスをつぶしたという感じであった。足の状態が悪いのもあるが、頑張って欲しいものである。
8回、調整とはいえバーンが出てきて不吉な予感。案の定、松井に2ランを打たれてしまう。試合の流れがついているとはいえ、あの内容では抑えには不安を感じる。9回、西武は豊田を投入してきて逃げ切られる。
試合後、応援団が一列に並び挨拶するが、長野の野球ファン、バファローズファンにたいして、大阪や東京へ行ったときには球場に足を運んで、近鉄を応援しましょうといった内容だったのが好印象であった。私は長野経由で帰るが、シャトルバスの行列のおかげで1本乗り遅れて直江津から糸魚川まで特急に乗る羽目になってしまった…。
5/31 金沢
ダイエー   1 0 2  0 0 0  0 0 0  3 
ロ ッ テ  0 0 0  0 0 0  1 0 0  1 
ダ 寺原、吉田、吉武、渡辺、岡本、スクルメタ ロ 清水直、川井、小林宏 本 バルデス9号 勝 寺原5勝0敗 S スクルメタ1勝0敗10S 敗 清水直6勝3敗 (2勝2敗)
今年も「北陸マリーンズ」の北陸遠征が週末ということで、自転車で球場へ足を運ぶことに。台風接近が心配であったが快晴であった。この日は時刻表仲間のロッテファンもおそらく来ているだろうと探していたら見つかったので、一緒に観戦。こうして北陸でもいつもの(?)仲間と交流があるのだ。
先発は昨年と同じ清水直。昨年は中継ぎでスタートしたはずなのに11連敗で先発転向、14勝をあげて 先発の欠かせぬ柱として成長。今年も開幕から6連勝し、岩隈、松坂と並んで最多勝・最優秀防御率争いを演じているが、前回の登板では10失点と冴えなかったので挽回したいところ。一方のダイエーの先発は甲子園を沸かせた寺原。寺原を見るのは初めてとあってこっちも注目。
初回、清水直の立ち上がりの乱れを突かれて1点取られるも、追加点を許さず。ロッテは寺原の前に押されこまれる。清水直はランナーを背負っても要所を締める内容で2回は押さえたが、3回、バルデスにスタンド前段あたりに叩き込まれる。これで0−3。寺原も序盤は内容がいいだけに残念ムードになりそうであった。
その寺原も中盤から疲労が見えてきて、ロッテも安打、四球などで再三ランナーを出すようになった。しかし寺原も要所をつく内容で投げてくるので、ランナー満塁にしながらそこから点が取れない。ダイエーは寺原を6回で降板、継投策でつなぐ方針に切り替えた。
ロッテは7回にショートのタイムリーで何とか1点を取り、更なる反撃を期待するも初芝が倒れる。フェルナンデスが何度も塁に出てチャンスを作ったのに、今日は初芝は大ブレーキであった。清水直は8回表からは退いたが、7回3失点と思ったよりはほっとした内容であった。ダイエーはスクルメタと継投するのに対してランナーを出すも残塁の山。終わってみたら残塁15であった。ランナーあれだけ出しても1点しか取れないのは惨めであった。2ランを打ったバルデスがヒーローインタビューを受けていた。
試合後は現地で解散、自転車で帰途につく。渋滞にもあわず、実家から大阪ドームに行くよりも近いとあって便利だなと感じた。球場はジャンプしたら地面が揺れるほど古く、最大でも17,000人しか入らない(富山のアルペンスタジアムが羨ましい)けど、ローカルらしさも残っている親しみやすい球場でもあると実感。
そんな球場でロッテの応援もまた楽しませてもらった。昨年歌ってきたものも多いが、新たにロッテ入りした人や「俺らは叫ぶ〜打て福浦〜」など応援歌が変わった人もあって、ロッテファンの仲間と一緒に応援。時刻表仲間の知り合いのなので関東の人が大半かと思ったらそうでもないみたいで、関西や名古屋から来たファンも多いみたい。私のように石川県に住んでいる人は珍しいのかも。これから「千葉ロッテマリーンズ」ではなく「北陸マリーンズ」のファンになろうか…?。
5/24 ヤフー
近   鉄  2 0 0  0 1 0  2 2 2  9 
オリックス  0 0 0  0 1 0  0 0 0  1 
近 高村、吉田、岡本、バーン オ 戸叶、本柳、吉井、マック鈴木、今村 本 星野6・7号、北川4号、益田4号 勝 高村5勝1敗 S 敗 戸叶1勝2敗 (2勝1敗)
 今日は昨年行けなかった神戸遠征。今年から「Yahoo!BBスタジアム」になったのでヤフー遠征と呼ぶことになる。ヤフー遠征は例年と同様、新幹線で神戸入り。今日は700系ひかりを利用した。
 近鉄はローズが2試合出場停止、紀洋も足の具合が悪く飛車角抜きでの打線である。4番は吉岡であった。
近鉄は初回、オリックスの立ち上がりの乱れを突いて礒部、大介のタイムリーで2点先制。幸先のよい出だしである。一方、近鉄の先発は高村。初回から調子がよくヒットを許さない。昨年、高村が7回までパーフェクト13奪三振というすばらしい内容ながら、シェルドンに打たれて足をつって降板、チームも逆転負けという悔しい内容の時があったので、今日こそはという気持ちはあった。  5回、星野のホームランで1点追加。星野といえば昨年まではチャンスに弱く、自由契約になるかと思ったくらいであったが、今年は調子がよく打率も3割前半をキープ。左投手の時に起用しているとはいえ、鷹野の不振を十分埋める数字である。守備力に難点があるのが惜しい。あと、星野の応援かも今までは阪神時代のものを使っていたが、今季から金本が同じ応援歌を使い出したこともあって、最近は内匠の流用になった。
 7回、北川、大介の連続ホームランが飛び出すと、もう止まらない。8回には星野のこの日2本目のホームランで早くも7−1。オリックスの投手は後半吉井やマック鈴木が登場。大リーグで活躍した大物ということで見ものであった。マック鈴木は実際に投げてみると確かに球は速い。しかし、得意のカットボールはファウルで粘られるのであまり冴えていない、といった感じである。近鉄のバーン投手に似た感じもした。近鉄は吉井、マック鈴木から合わせて6点を取り、大勝モード。最後はバーンが締めた。
 今日は飛車角抜きでも勝ったことから、近鉄の打線が非常に層が厚いことを実感した。あとは4番を誰が努めるかであるが、チャンスにいまいちの吉岡よりもいい選手がいそうな気がする。今度大砲抜きになった際は、チャンスに強い北川あたりを「4番・捕手」として抜擢して欲しいものである。
5/4 大阪ドーム
日本ハム   2 3 1  0 0 0  2 3 0  11 
近   鉄  0 1 0  1 0 0  0 0 1  3 
日 吉崎、関根、高橋憲、野村 近 バーン、小池、山本、マレット、山村 本 小笠原6号、礒部3号、坪井3号 勝 吉崎4勝1敗 S 敗 バーン2勝4敗 (1勝1敗)
 今年初の大阪ドーム。対戦相手は、2週間前に東京ドームで応援した日本ハム。先発は吉崎とバーンで、乱打戦になりそうなムード。前日の試合で憲史が故障、登録抹消ということで代わりに誰が出てくるのか注目した。左の吉崎であったが礒部が5番、鷹野は8番であった。吉岡を5番にすると思ったが、ちょっと意外であった。また、最近は二遊間の守備が問題とされているが、今日は水口と真宏。 まあ無難なところ(真宏は憲史に代わって一軍に昇格)。でもこれでは打線低下は否めないな。今調子の悪い紀洋をショートに使い…というのもたまには試してみてもいいように思う。
 試合は予想通り、バーンがつかまる。初回は安打5本打たれ2失点。ホームで1人刺したのがなかったらもっとやられていただろう、という否定的な内容。その裏、近鉄もランナー2人出すがつながらない打線。紀洋がブレーキになっている…。2回になってもバーンは立ち直らず、球数が多くコントロールが定まらず四球でランナー2人出す。ここで投手を代えて欲しいと思ったくらいだった(投手のところにも誰も集まらなかったように思う)が、続投。そして2日間故障で欠場し、今日は指名打者として出場の小笠原。打球はどかーんとライトスタンド上段へ…。
 その裏、近鉄は1点を取られるも3回にも1点を取られて小池に交代。小池になってからは立ち直っただけに、何でもっと早く変えなかったの…。近鉄の攻撃も打線がつながらず、その後の追加点は礒部のソロだけ。憲史が故障とあって左投手は嬉しいはずなんだけど…。6回から吉崎から右の関根に変わったら、打線は止まってしまった。
 近鉄は好調の小池から山本に変えたりしたが、7回、ランナーを出すとマレット登場。またしても不可解である。マレットはこの回と次の8回も打たれた。すると、来週3連休があるため先発予定のない山村を送る。何でもっと早く出さないのかと思った。
 近鉄打線は右投手に抑えられるも、最後に出てきた左の野村からは1点を取るもそこまで。3-11の大負けである。外国人投手が2人で10自責点とあっては何のための助っ人か…。あと、憲史不在で左打者が不足気味なだけに、当分は左投手との対戦には苦しみような気がした。
 この日は日本ハムを相手側から見たが、2週間前に覚えてきた応援歌がどんどん掛かる。また、坪井には阪神時代と同じファンファーレ(PL〜、青学〜、東芝〜坪井〜♪)が出来ていた。片岡ファンファーレも阪神で受け継いでいるのと同様、これはいい傾向に思う。それと、この日のヒーローインタビューは3安打5打点の小笠原。去年も5月に小笠原のヒーローインタビューを聞いているだけに、何か縁がある、そういう打者なのかもしれない。
 次は大阪ドームの初勝利を目指したいところ。
4/20 東京ドーム
西   武  0 0 0  0 1 0  0 1 0  2 
日本ハム   0 0 4  0 0 0  0 0 X  4 
西 石井貴 日 金村 本 平尾2号 勝 金村1勝2敗 S 敗 石井貴0勝2敗 (1勝0敗)
 今年の大阪ドーム開幕シリーズは仕事でいけなかったので今日が今季公式戦初観戦。なのに大阪ドームでもなければ近鉄でもないという状態。
 私は今年と来年の2ヶ年計画でパ・リーグ全対戦カード(15通り)を見る予定にしており、今まで見たことのないカードを見るため、東京旅行と兼ねて野球観戦をすることにした。昨年までに見ていないのは西武−日本ハム、西武−ロッテ、西武−ダイエー、日本ハム−ロッテの4カードである。関東が絡むものが大半であるが、逆に言うとその他の11通りは見たことになる。この中でも日本ハムは来年から札幌に移転するとあって、今年中に本拠地・東京ドームでの応援をしたいということで、今年見に行くことにしたのだ。
 試合開始15分ほど前に球場入り。スタメン発表も済んでいるのに、スタンドは上のほうには空席が結構ある。大阪ドームではちょっと考えにくい。そんな中、慣れない日本ハムの応援をする。応援歌を知っているのは小笠原、田中幸、金子、井出くらい(ファンでもないのに知っていたら十分?)。とはいえ、初め1回はアカペラで歌う(ファンファーレのある小笠原、稀哲を除く)ため、結構分かりやすい部類である。私も2回裏の攻撃前にミニメガホンを買って熱を入れる。
 試合は日ハム高村、西武石井貴の投げあい。西武はカブレラが復帰してきて怖い打線である(けど、和田が抜けているが)。
 試合が動いたのは3回。阪神から移籍の山田、坪井が連続安打したあと、石本の打ったボテボテのゴロを3塁に投げたら野選となり無死満塁。そこで稀哲が2点タイムリー。数年前までそれほど打たないので馬鹿にしていた面があったが(失礼!)、今年は打撃面でもホームランを打つようになるなど相当成長したと思う。その後、小笠原のタイムリーで早くも3点。田中幸はレフと方向に大きなホームランかと思ったらファウル。結局は内野ゴロであったが、この間に1点が入る。早くも4-0。この後金村は要所をつく投球で危なげはあまりなかったが、5回には無死1、3塁のピンチとなる。ここで後藤武を併殺打にしとめ、この間に1点を失ったが順調である。
 5回裏には東京ドーム恒例の「YMCA」。最後はグラウンドキーパーまでもが味方となって踊りだす。何時見ても軽快である。
 この後はゼロ行進のまま、ラッキー7。西武の「燃えろ!ライオン」も聞く。敵地とあって、大阪ドームで聞いているのと同じ地味な感じに受ける(西武ドームで聞くとかなり変わる)。日本ハムもいつもの球団歌が流れる。こっちは歌えるので歌う。「打倒西武 獅子粉砕」の旗を振りたい気分だ。でもこの旗、関西3球団(ダイエー含む)限定なのかなあ。
 8回、西武は阪神から一昨年に移籍した平尾がホームラン。昨年に引き続き平尾のホームランを見てしまった。とはいえ、後輩の近鉄ファンは「ダイエーの村松のホームランを全部見ている」というのに比べるとマシかもしれない。この回はこの1点に抑える。9回表は一打同点で松井、カブレラという打線であったが抑えて、鮮やかな完投勝利。終わってみれば無四球であった。というわけで今日のヒーローは金村であった。
 試合後、日本ハムの二次会。球場側では球団歌とかをかける習慣はないらしく、トランペットで歌う。その後はスタメンの応援歌かと思いきや、7番は金子かと思いきや奈良原であった。試合終了時点でメンバーに名を連ねている順番でするみたい。そして今日の活躍した人の応援歌。その他、怪我中の木元ら、あまり出番のない人の応援歌もかかった。
 今日はテンポがよく、負けた西武の石井貴も完投したこともあり、試合時間は2時間31分。帰りに野球体育博物館を見学し、有名選手の野球道具、野球殿堂入りした人のパネルなどを見て球場を後にした。
3/15 大阪ドーム(オープン戦)
巨   人  0 0 0  0 0 1  2 0 0  3 
近   鉄  0 0 0  4 0 0  0 0 X  4 
巨 上原、工藤、河原 近 パウエル、小池、三沢、岡本、岩隈 本 大村2号、阿部2号 勝 パウエル1勝0敗 S 岩隈0勝2敗1S 敗 上原0勝1敗
 今年も昨年と同様、巨人戦のオープン戦からスタートです。3月は仕事が忙しく休めるかどうか分からない状況の中、時間を見つけての観戦です。かれこれ6年目に突入ですね。
 この日は18きっぷシーズンということで、金沢5時台の普通で大阪入り。ファンクラブの会員になる手続きなどのため、早めに球場へ行こうと途中特急に乗って、直接ドームへ向かった。
 入場前にファンクラブの会員を更新し、外野自由席(650円になる)に入場。座席確保後、試合開始の13時まで時間ができたのでマクドナルドへ買出し。大阪ドームのグルメ街は撤退が相次ぐ中、ここだけは人が多かった。試合前、巨人のフリー打撃でペタジーニが外野にボールを飛ばすこと。2年前、日本シリーズでペタジーニを見たが、そのときと同じであった。これは怖い。
 スタメン発表。去年の巨人は松井が風邪でいなかったが、その松井はヤンキースへ移籍し、今年は不在。清原が怪我で戦列を離れているが、しばらく休んでいた高橋由、ペタジーニが復帰。一方の近鉄も昨年は1番指名打者で出場し期待を裏切った星野が、今年は8番打者として登場。吉岡が指名打者として起用(1塁は川口)されたあとはごく普通のメンバー。巨人の先発の上原も昨年と同じであった。
 初回、近鉄先発のパウエルはヒットを浴びながらも要所を抑え、対する上原はそれを上回り、3回までランナーを許さない内容。これでは近鉄の勝ち目は…とも思っていたところ、4回、大村がポール際に引っ張った当たりはホームラン。今年は大石コーチ就任で大村には盗塁王の期待をかけられているが、大村には一発も魅力的なのでこっちでも存在感を出して欲しい。一発があると不振になっても、昨年後半のように下位打線として出場を続けられるのは心強い。
 続く水口がヒットでつなぐと、チャンステーマ2が流れる。昨年新調したローズ1000安打記念マフラータオルを振りまくった。紀洋がタイムリーを放ってから、今年から出来た「チャンステーマ5」が流れる。これもまた覚えていかねば。
 そして憲史、星野タイムリーでつなぐ。阪神時代の曲をテーマソングに使っている星野は暴走してアウトになってしまったが、この回4点を取り、後が楽になった。
 パウエルは勝利投手の権利を得てマウンドを降りると、続いて小池が登場。1点を失うも後続を抑える。巨人は工藤を投入。「あいつまだおったんかい」という声も聞かれるが、私は西武時代から工藤の活躍を見ているので、200勝めざして頑張って欲しい選手ではある。あいも変わらずかわいい顔、今年40歳になるとはとても思えない。
 近鉄は7回からは三澤。阿部にホームランを打たれ2点失い、なおも2死3塁のピンチ。一緒に見ていた後輩は「やばい」としきりに言っていたが、「三澤はランナーを背負って力を発揮する。いつもやばそうになるけど最後は勝つ。私が応援している石毛(2003年阪神へ移籍)だったら暴投するよ」って言っていたら、四球を2つ出して満塁で高橋由。ライトへ大きな当たりを打たれるが、ピンチのときに力を発揮するタイプ。大きなライトフライでこの回をしのいだ。
 その後は両軍とも0点。8回に岡本を投入した近鉄は9回もそのままかと思いきや、なんと岩隈投入。移籍問題でゆれている大塚が不在(この日から配布されているサポーターズハンドブックには名前が抹消されている)なだけに抑えをどうするかは注目であるが、シーズンも岩隈が出てくるということはあるかもしれない。そのときは岡本は先発か?
 オープン戦とあって試合展開も早く、音響もないのでスムーズであった。試合は4−3で無事勝利した。オープン戦ということもあって試合時間が短かく、試合後は二次会だけで近鉄バファローズの歌はなし。チャンステーマ5を堪能し、思ったより早く帰路についたのであった。
ご意見、ご要望がございましたらmailまで。


戻る ホーム