バファローズNextのプロ野球観戦記'02
バファローズNextが2002年に見に行ったプロ野球観戦です。カッコの中の勝敗は観戦した試合で自分の応援したチームの勝敗を示します。
バファローズNextのプロ野球観戦記'03
バファローズNextのプロ野球観戦記'01
9/8 福岡ドーム
近 鉄 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2
ダイエー 0 0 0 0 1 0 0 1 0 1X 3
近 高村、山本、三澤、吉田、岡本
ダ 永井、篠原、岡本
本 中村33号、小久保27号
勝 岡本4勝1敗
S
敗 岡本5勝1敗
(5勝6敗)
福岡遠征第2戦、今日は祇園のホテル東横インを10時に出て、ホテル前のバス乗り場から福岡ドーム前方面へのバスに乗る。ホテルの前からバスが出ているとは便利がいい。開門30分前から列に並び、あとで後輩たちがやってきた。
今日の先発は高村。あわや完全試合というときに見に行って以来である。先発メンバーにはセカンド水口はまだいいにせよ、ショートが阿部という不可解。阿部はまあ梨田監督がお気に入りの選手なので仕方ないか。
この球場は試合前にも球団歌「いざゆけ若鷹軍団」がかかる。ダイエー側に「打倒西武 獅子粉砕」の旗が振られている。よく考えれば、この旗は西武以外の5球団に使える旗だなと思った。
近鉄は初回から凡打の繰り返し。2回、憲史がヒットを放つも、大村が併殺に倒れるなどチャンスをつぶしてしまう。高村はあのときほどとは言わないが調子はよく、序盤は無得点に抑える。
4回、水口が四球で出塁すると、紀洋がセンターバックスクリーンぎりぎりのところへ32号アーチ。ダイエーよりも少ない安打で効率のよい得点である。しかし、近鉄の打線はここでばたっと止まってしまう。
一方のダイエーは5回、連打で得点する。6回、ヒットを打たれるようになり疲れの見えてきた高村に対して山本を送り出し継投策。その後三澤、吉田を送り出す。8回、バルデスが三塁線ぎりぎりのところにヒットを放ち、松中にタイムリーを打たれ同点に追いつかれる。くそー。また高村の勝ちがなくなってしまったではないか。
近鉄のラッキー7のときにはこっち(近鉄側)に来ていた。しかし近鉄は相変わらず0行進。チーム安打はずっと3のまま。9回には憲史が四球で出塁するも、後続2人が倒れて打率1割そこそこの前田。当然ここは代打と思ったがそのままの起用であった。個人的には代打・北川でその裏は的山のところに阿部を入れれば延長になっても攻撃的に支障ないと思ったし。
9回から近鉄は岡本を出す。同点とはいえ、場面的には大塚を出して欲しいところであった。どうも今日の梨田監督は投手を除き、余り選手を変えなさすぎる。
延長に入り、ローズに回して欲しかったがそれも実らず(水口に代打と言うのでもよかったのでは、という意見も出てきそう)、その裏、小久保が放った打球はレフトスタンドへ。ボールは私の見ている3mほど右のところに飛び込んできた。近鉄は3安打しか打てないようでは苦しいが、それでもよく2点を取ったものである。
試合後、屋根が開いて花火が打ちあがるのを見ることも考えたが、一風堂にラーメンを食べに行こうと決めていたこともあって、試合が延長で長引いた結果、その時間の確保がとれず、サヨナラHR・小久保のヒーローインタビューを横目に球場をあとにし、一風堂の本店でとんこつラーメンを食べ、博多、小倉経由で阪九フェリーで大阪へ帰途に着いた。
でもこの2連戦、ビジターで近鉄を応援するのも結構楽しいと思った。場内放送の後押しなどはないけど、地元のファンや、あるいは私と同じように遠征している人が結構いるわけで…。昨日は2次会のときに隣の人とメガホンたたきあって喜んだりして、「どこから来たんですか?」って聞くと「佐賀から」と。まあ福岡ドームの近くにも熱心な近鉄ファンがいるとはいいことである。今日は今日でちょうど応援団の関東支部のねーちゃんが立ってるときに、そのときに後ろにいたおっちゃんとかと話していて、「大阪から来た」とのこと。この親子連れがいて、休暇を利用して九州へ遠征に来たとのこと。子供もみんな近鉄の応援歌を全部歌えるという熱心な家族。応援団のねーちゃんは他の応援団の人の時には特にそういったことはなかったが、子供相手に遊んで(近鉄に洗脳させて)いたりしていた。
ちなみに西武は勝ったので、西武の優勝マジックは11になってしまった。
9/7 福岡ドーム
近 鉄 1 0 0 0 0 0 1 0 1 3
ダイエー 0 1 0 0 0 0 0 1 0 2
近 岩隈、岡本、吉田、大塚
ダ 斉藤、吉田、ペドラザ
本 城島24号、吉岡21号
勝 吉田2勝1敗
S 大塚1勝2敗17S
敗 ペドラザ2勝1敗
(5勝5敗)
今年は夏休みを分散取得し、今週は福岡遠征。昨日から福岡入りし、この日の昼過ぎまで熊本と鹿児島を小旅行してきた。博多からバスで福岡ドーム入り。開門10分前に到着した。
福岡ドームは5月25日以来であるが、前回はダイエー日本ハム戦でダイエーを応援したこともあって、近鉄戦としては今日がはじめて。球場で2時間ほど談笑し、試合開始。先発は先週と同じ岩隈であったが、今日の捕手は的山。
初回、1死3塁からローズがタイムリー。今日はあっさりと先制した。しかし、2回に城島のホームランで追いつかれてしまう。例によってバックスクリーンに巨大な人形が登場する。まあ人形自体は5月にも見ているが。
岩隈はヒットを余り与えず、ダイエーの斉藤もまずまずのピッチングで今日はほどほどのペースで試合が進む。今日の観客は47,000人と発表であったが、内野とか結構空席も目立っている。どれだけ水増ししているのかなと気になる(消防法の関係とか、シーズン席は来訪したか否かにかかわらずカウントしているとかいろいろあるらしいが)。ラッキー7で風船を飛ばしたあとの7回には的山がタイムリーを打ち、勝ち越す。その裏、例によって大量に風船が舞う。甲子園みたいである。
8回、好調だった岩隈を変えて岡本を送る。今日の岩隈は調子がよかっただけに完投するのかなと思っていたが、意外である。点差が小さいことも理由かもしれないが、この岡本交代が完全に裏目に出てしまう。城島、井口の連続安打で無死1、3塁としたところで代打の切り札坊西。応援歌がチャンステーマに変わる。5月に来たときも代打坊西でチャンステーマになったが、そのときと同じ雰囲気。
福岡ドームの場合、最前列の人は手前のフェンスにメガホンをたたく(通常はひざの上でたたく)。坊西の打球は外野へと飛んでいく。「ああ、追いつかれた…」、ライトへの犠飛となり2−2。岩隈の勝ちはなくなってしまった。そして村松に代えてこちらも切り札的な大道。近鉄は吉田をマウンドに送る。この場面、本来は大塚を投入して欲しかったが。しかし、吉田が奇跡的に併殺で切り抜けた。
9回表、相手が左投手ということもあって憲史に変えて代打・鷹野。するとダイエーは待ち構えていたようにペドラザを送り出す。ペドラザはいい投手だけど年俸が高く、親会社の経営がよくないこともあって今季限りとも言われている(読売が獲得するのではないかと心配であるが)。鷹野は右相手では2割打者。これだと北川を送ったほうがよかったのではないかと、なんか意味ない代打だったような気がする。しかし、次の吉岡がなんとレフト方向へ高く舞い上がる一発。吉岡らしい滞空時間の長いホームランであった。後続はあっさり倒れたが、9回裏は大塚を投入、ダイエーとは相性が悪いものの、3人で切り抜けて勝利。吉田は2球勝利である。
試合後はコンコースで2次会が開かれ、夜空に「打倒西武 獅子粉砕」の旗が揺れた。
追伸:ペドラザについて「読売が獲得するのではないか」って書いたが、まさか本当に実現してしまうとは…(2002.11.24)。
8/31 西武ドーム
近 鉄 0 1 0 1 1 0 2 2 0 7
西 武 3 1 0 0 0 0 0 1 0 5
西 潮崎、水尾、三井、土肥、森、内薗
近 岩隈、吉田、岡本、大塚
本 和田27号、エバンス10号、中村31号、平尾1号
勝 吉田1勝1敗
S 大塚2勝0敗16S
敗 土肥1勝2敗
(4勝5敗)
前日は夏休みということもあって、2日連続して野球観戦しようかとも思ったけど、北関東の東武とかに乗りたかったこともあって、この日(土曜日)1日だけの観戦とした。この日は早朝に池袋を出て、秩父鉄道「パレオエクスプレス」に乗って、秩父から所沢入りし、球場には試合開始40分ほど前に入る。すると学生時代の後輩が4人先に来ていた。
西武ドームは初めてである。「ちゃっちい球場や」って聞いていたが、確かにドームそのものは屋外球場に屋根をつけただけ、というのと外野席が人工芝ということ以外については「森の中の球場」という、自然に包まれてきれいであった。外野の店舗の位置なども考えると、グリーンスタジアム神戸に似た感がある。
西武は今月すでに21勝で4つしか負けていない。10連勝中で今日勝てば月間最多勝記録である。近鉄も昨日負けたとはいえ調子はいい。西武の先発は松坂の予定であったが前日になって怪我の状態が良くなく登録抹消。代わりに潮崎である。近鉄は岩隈であった。また、本日のスタメン捕手は岩隈と相性のいい古久保ではなく北川であった。だけど北川だったら打順は9番ではなく7番くらいだと思うんだけど。なお、昨日と今日は鳴り物禁止デーでトランペットによる応援はなし、藤井寺球場状態であった。
初回、近鉄はランナーを出すが無失点で、その裏、西武は2死2塁から本塁打王で打率も上昇中のカブレラ。恐れていたがタイムリーを放たれ先制を許したと思ったら、続く和田がセンター右へ27号2ラン。西武ファンが湧き上がる、効率よい3得点。北川にリードに難があるのかもしれないが打がいいのでそれに期待するとしよう。球場の効果音がよく、西武ファンとしてここに来ていたらまた来たくなるような雰囲気である。GS神戸に似ていると感じた(観客は西武のほうが圧倒的に多いが)。
2回、北川がタイムリーで1点返すも、その裏エバンスに打たれる。ここから岩隈は立ち直り、3回以降しばらくヒットを許さないピッチング。西武の潮崎もよかったが足をつって降板。このおかげで後続の投手から近鉄も北川タイムリー、紀洋ホームランで1点差に詰め寄る。
7回、ラッキーセブンの歌も歌う。西武はランナーを許してから思い切って森を投入。逃げ切りを図る。最近では珍しい思い切った起用で評価したいが、近鉄はその森から大村が逆転タイムリー。大村は7番という位置で個人的にはホームランを期待していたけど、今日は猛打賞とヒットを集めた活躍。8回、ローズと紀洋のタイムリーで突き放ち、その裏平尾にホームランを許すも、最後は大塚が締めて西武の連勝を10で止める。吉田は2000年5月5日以来の勝利(当時は阪神だったが)。二次会では鳴り物が復活し、10時まで湧き上がる。
これで今季の観戦も4勝5敗となり、いい勝負になってきた。また西武ドームには鳴り物ありの日に観戦に来たいと思った。
8/23 大阪ドーム
日本ハム 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2
近 鉄 0 0 0 0 0 3 0 0 X 3
日 シールバック、建山、佐々木、井場
近 パウエル、吉田、岡本、大塚
本 井出12号
勝 パウエル13勝6敗
S 大塚1勝0敗13S
敗 シールバック6勝6敗
(3勝5敗)
今日は夏休みをもらったので野球観戦へ。大阪ドームのナイター観戦はいつ以来だろうか。日本シリーズや阪神戦をのぞくと初めてのような気がする。湖西線経由で大阪を目指す。実家に寄ってから大阪ドームへ乗り込む。
ショップバフィへ行ったら、ローズの1000安打記念マフラータオルが限定で売られていたので買う。東京、福岡へもこれ持って観戦しようと思った。ファンクラブ紹介のポイントとピンバッジをもらい、さらに入場券でピンバッジをもらい(今日は5ポイント)、中に入り、大学時代の後輩と合流。後で知った話であるが、ピンバッジはこの日が最終日とのことであった。西武にマジックがついたためか、平日の試合だからか(といっても金曜日であるが)、昨年のフィーバー振りに比べると観客の入りが少なくなったものだ。
近鉄はパウエルが先発。順調に0点で押さえる。5回まで両チーム0行進。6回表、オバンドーが出塁、2死後、今日はスタメンを外れていた「井出いらん」の井出が代打で登場、ライト鷹野の横を破る12号2ラン。ホームランのアナウンスはなく、次の打席のときのホームランのところが11から12に増えているだけど言う、大阪ドームでのランニングホームランであった。ランニングホームランを見るのは2回目であったが、前回もそういや日本ハム戦であった(そのときは田中幸であったが)。
その裏、得点圏にランナーが進んだところでローズ。チャンステーマ2になったのでさっそく限定マフラータオルを振る。何人かこれを使って踊っていた。すると期待にこたえてタイムリー。続く紀洋もチャンステーマ2。限定マフラータオルで振っていた人は普通のマフラータオルに戻していた人もいたが、それでは意味がないので限定マフラータオルを使いつづける。紀洋はランナーを返せなかったが憲史がタイムリー、そして鷹野が決勝の犠飛を放ち、逆転に成功。鷹野は今日は右投手だというのに先発出場して「右相手では2割打者。まあ成長の過程で必要だから…」と期待していなかった。予想通り凡退を繰り返していたが、この犠飛できっちりと仕事をしたという感じであった。もし左投手ならホームランかと思った。次の守備のときに鷹野コールをするも、3回回ったこともあってか礒部と代わっていた。
その後はまた両軍0行進。岡本−大塚のリレーで逃げ切り、久しぶりの観戦勝利となった。試合後は久しぶりの2次会を楽しみ、松屋で食事後、18きっぷだったこともあり西九条から帰った。
7/27 大阪ドーム
オリックス 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 1 4
近 鉄 2 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3
オ 川越、岩下、萩原、山口
近 高村、岡本、三澤、赤堀、大塚
本 ローズ31号
勝 萩原2勝1敗
S 山口2勝2敗4S
敗 赤堀0勝1敗
(2勝5敗)
今日は久しぶりの近鉄の試合。5月後半からはダイエー戦ばかりだったので、久しぶりという感じの大阪ドーム。近鉄は5月18日から土曜日に限ると8連勝という絶好調。5月11日に私が見に行ったときに負けて以来、サッカーやオールスターによる空白はあるものの、土曜日の負けはないのである。
この日は「紀洋人形」が先着10,000人にもらえるとあって、結構早くから列はできていた。試合1時間ちょっと前くらいだったこともあり、この前日は私の後輩が人形をもらえなかったと聞いていたので心配だったけど、私も無事もらうことができた。
スタメン発表。星野などもスタメンである。さて、試合は高村が順調な立ち上がり。その裏、星野は期待はずれであったが、1死二塁からローズが先制のタイムリーを放ち、礒部もタイムリー内野安打で2点を先制。幸先の良いスタートである。3回にもローズが31号を放ち、3−0。高村の調子がいいだけに楽勝ムードである。
高村は4回、5回も3人で押さえ、ここまでパーフェクトである。オリックスの先発・川越は調子を取り戻したか、追加点は取れなかった。高村は6回、7回も3者凡退に仕留める。ボールの切れがいいのか、オリックスの打線が本調子ではないということもあるのか、三振をどんどん取る。近鉄は追加点が取れないものの、今日の高村の調子ならば逃げ切りは堅く、楽勝ムードである。こんな調子なので試合のテンポも早く、7回裏の攻防を終わったところでまだ1時間50分ほどしか経っていなかった。今季はパウエルが完投したときに2時間10分というのがあったが、これに迫る勢いである。こうなるとあとは高村の完全試合に期待がかかる。
8回、あと6人で完全試合となるところ、阿部に変わってエラーの多い前田が出場。エラーでも完全試合は消えるだけに、不可解な采配であった。とはいえ、この回先頭のシェルドンにセンターにヒットをはじき返され、万事休す。そこで、ベンチからまずはトレーナーが飛び出し、高村はベンチで治療。しばらくして監督が投手交代を告げる。完全どころか完投もなくなった。本当なら完投して欲しかったが、どうやら足にけいれんがあったようで、力も使い果たしたという感じ。スタンドからも「よくやったよくやった高村!」との声援を送る。
後続は岡本。せめて高村に勝ち投手を与えて欲しかったのに、代打高見沢、日高の連続タイムリーで同点に追いつかれる。高村の勝ちはなくなってしまった…。
その裏、大村が二塁打を打ち、1死後にローズは敬遠。紀洋は安打を放ち満塁とするが、礒部が併殺。打線がちぐはぐという感じ。
その後は両軍とも投手交代のオンパレードとなり、延長戦に突入。試合のテンポはどっと遅くなる。10回にはとうとう負けテーマであるチャンステーマ4が流れる。まさか聞けるとは思わなかった。11回表には同点で大塚を出すなど積極的な采配を見せてくれたが、赤堀が出したランナーを阻止できず、決勝点を浴びる。その裏は速球・山口に押さえられ、まさかの敗戦。あとの4イニングは前の7イニングと同じくらい時間がかかった。
高村の7回までのパーフェクトを何とか評価して欲しい、こんな試合であった。
6/8 ナゴヤドーム
ダイエー 0 0 0 0 0 2 1 0 0 3
オリックス 0 2 0 0 1 1 0 3 X 7
ダ 星野、渡辺、飯島、岡本、吉田、山田
オ 具臺晟、山口、大久保
本 大越1号、秋山5号、シェルドン5号
勝 具臺晟4勝3敗
S
敗 星野4勝2敗
(2勝4敗)
今日は待ちに待ったナゴヤ遠征。ナゴヤドームで野球を見るとなると中日というのがすぐに思いつくが、チケットが入手困難な状況もあるので実現していないが(それでも今年は結構当日券が出ているという話も聞く)、オリックスの主催ゲームで見に行く。対戦相手はダイエー。かれこれ3週間連続してダイエーを見ている感じがする。今回は仲間がダイエーを応援するというのもあって3塁側に入るのである。
試合開始30分前に言ってみると外野自由席はすでに満席で、仕方なく200円高い指定席で入場して自由席に座るという作戦に。なんだか人気列車に乗るみたいなところがある。仲間と電話で連絡するもつながらなかったので(ナゴヤドームは電波が飛びにくい)、結局は自力で探したが案外すぐ見つかり、ダイエーの応援団のすぐ近くに座れた。球場は結構きれいで、また来たくなる。今日は上段は開放していないことが分かり、これが自由席の少なかった理由でもあるのかなと感じる。2階は自由席はちょっとしかないのだ。
客の入りはどう考えてもダイエー側のほうが多い。オリックスはいいチームなんだけどファンが少ないという感じ。イチローが抜けたのが大きい。名古屋での開催もイチローが愛知県出身ということで始まったのだが、イチローが去った今となってはいつまで行われるのかと心配である(ひょっとしたら当分ないかも。近鉄の名古屋開催が復活するといいのだけど)。
今日は両外国人といつもの柴原がいない。先週休んでいた松中は昨日2HRもあり5番を打つ。背筋痛でしばらく休み、木曜から復帰(この日のみDHとして)している。
オリックスの先発、具は防御率1点台とあって初回から調子いいのに対し、ダイエー・星野は先週同様よくない立ち上がり。2回には塩谷とシェルドンのタイムリー。9番打者の外国人というのも珍しい。その後も0が続き速い試合展開。5回裏には四球と敬遠で満塁にし、進藤に押し出し四球を与える。なおも1死満塁から高見沢にライトフライ。犠牲フライで1点取られたかと思いきや、3塁にボールが戻りベースを踏むとアウト。タッチアップが出来ていなかったのを見抜いていたのだ。よかった。
6回、無死1塁から村松に代えて代打・大越。その大越がレフトへ放つと、ぎりぎりながらなんとプロ入り初HR。2−3と1点差につめより、試合が面白くなる。しかしその裏、シェルドンがHRで突き放される。ラッキー7の攻撃で秋山にフェンスぎりぎりのHR。先週の金沢といい、体力の衰えがあるにせよよく打っていると思う。
応援もあれこれと覚えてきたものである。城島は今日が誕生日とあって、「ハッピー、バースー、デー、ツー、ユー」がかかったり城コールが飛んだりする。大道、松中、城島、秋山などおなじみの曲がなるが、井口だけはコールだけだった。松中、大道あたりはほぼ完璧に踊りを覚えた。7回裏にはオリックスの曲がかかる。よく野球見に行っている仲間は曲にあわせて「L、O、TTE、ウ〜、ロッテ!」とか「〜ジャン(曲終了)、ボッ!、『暑い〜』」(GS神戸ではバックスクリーンに炎が出る)とか叫び好評であった。
試合は8回裏、葛城の2点タイムリー2塁打と山田のボークで3点を取られ、そのままゲームセット。ヒーローはシェルドンであった。結局、チャンステーマは流れなかったのは残念だけど、大越のホームランが見られたので満足であった。もう見られないかもしれない(それをいうとシェルドンも、という話が出た)。試合後、仲間と栄へ出てひつまぶしを食べ、近鉄で3時間ほどかけて大阪へ帰った。
追伸:「もう見られない」という話でここでは出なかったのですが、「秋山選手のホームラン」は過去のものとなってしまいました。秋山はこの年限りで惜しまれて引退、結局この日のホームランが現役最後のホームランでした。(2003.11.26)
6/2 富山
ダイエー 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
ロ ッ テ 0 1 0 0 1 0 0 0 X 2
ダ 山田、渡辺、岡本、吉田
ロ 川井、シコースキー、小林雅
本 メイ5号
勝 川井1勝0敗
S 小林雅1勝1敗8S
敗 山田4勝4敗
(2勝3敗)
昨日に引き続き、今日も北陸シリーズ。北陸シリーズの週末開催は初めてのようで、来年以降どうなるのかわからないこともあるので、これを契機に富山市民球場「アルペンスタジアム」へ行ってみよう、ということで今日もロッテの応援。
アルペンスタジアムはオールスター戦を開催したこともある北陸No.1の球場である。富山市の管轄で、収容人員は30,000人(この数字はオールスターや日本シリーズの開催の条件を満たす)であり、設備もきれい。バックネットのポールがなく、アルプススタンドのあたりからロープで支えてあるという変わった構造。会社の早朝野球で対戦した強いチームはここでもプレーしているというから、自分も頑張ればプレーできる機会はあったんだけどな(んなわけないか(笑))。
球場へは東富山から歩き、約1時間前に到着。昨日見た顔が案外いるものである。関東から応援に駆けつけているロッテファンも結構いる。さて、スタメン発表。ダイエーは1番と2番を入れ替え、3番は昨日のヒーロー大道、バルデスをはずしてきた。ロッテは2番に諸積を起用、3番サブロー、4番福浦。昨日ブレーキのメイを外すのかと思ったらメイは5番・DHで出場、ボーリックをはずしてきた。
ロッテの応援も少し覚えてきた。メガホンは使わず、手を突き上げる独特のスタイル。私を含め、白ユニフォームを着ている人が多いのはさすが。今日はデジカメ持ってきたので、動画として撮った。昨日と2日来たら「燃えろ〜千葉ロッテ〜♪」も覚えてきた。
川井は初回からランナーを背負う苦しい投球であったが、2死2・3塁や2死1・2塁のピンチを抑える。すると2回裏、昨日不振だったメイがライト場外へ特大ソロアーチを放ち先制。5回表に1死満塁から城島の犠飛で追いつかれた。
5回裏、それまで好調だった山田が崩れてきて、2死満塁で福浦が押し出しの四球を選ぶ。川井は勝ち投手の権利を得て6回からはシコースキーに交代。シコースキーは危なげもなく抑えてくれた。6回以降、ロッテは再三チャンスを作るが、貴重なところでタイムリーが出ず0行進。それでも8回裏まで2−1で来た。
9回、ロッテは押さえの切り札・小林雅を投入。坊西、村松の代打攻勢だったが2死をあっさりとった。しかし連打を浴びて1・2塁で昨日のヒーロー大道。ここは何とか討ち取ってゲームセット。
私としては開幕戦以来の勝利である。ロッテの二次会はあっさりしたものだった。今日は気分よく帰れることだろう。
6/1 石川
ダイエー 1 0 0 0 0 2 3 0 0 6
ロ ッ テ 1 0 0 2 1 0 0 0 0 4
ダ 星野、飯島、吉田、岡本、ペドラザ
ロ 清水直、加藤、小林宏、吉田
本 初芝6号、秋山4号
勝 吉田2勝0敗
S ペドラザ1勝1敗9S
敗 加藤2勝7敗
(1勝3敗)
ロッテの北陸シリーズ第1戦。今年は近鉄戦かと予想されていたけどダイエー戦であった。けど、いつもは平日開催なのに、今年は週末開催となったことから、ロッテの応援をしようと球場に足を運ぶことにした。石川兼営野球場でのプロ野球観戦は3年前に続いては2回目である。ダイエーを応援することも考えたけど、ロッテの応援をしたいということもあって1塁側に入る。ロッテが勝てば、近鉄が単独2位に浮上するのだ。
今日はロッテの応援を体験という名目もあるけど、ロッテの実際応援しているのは楽しいという声を聞く。残念ながらこの応援スタイルをパクっている球団があるが、やはりロッテが本場である。ボーリックとメイの応援は結構有名だから分かったけど、他の人はあまり知らない。特に応援歌は。実際にはいくつかのパターンがあって、応援歌がかかるのはどちらかというとまれで、かかっても3回で終わってしまうのである。
先発は清水直。初回、連打の後に清水将のパスボールで1点を先制される。「近鉄電車ではよ帰れ〜」が聞こえてきた。 その裏、ボーリックが犠飛で同点に追いつく。清水直はランナーを再三出すが抑えると、4回裏に堀のタイムリー2塁打とサブローの犠飛で3−1。5回表、ダイエーはバルデスに変えて代打坊西。不可解な起用であったが打ち取った。その裏から坊西に代わり、地元星稜高校出身の村松が登場。声援が沸く。
5回裏には初芝ホームランで4−1。これで今日は勝っただろうと思った。5回裏が終わるとロッテの歌とYMCAがかかる。東京ドームならグラウンドキーパーがトンボ持って踊るのだけどここではそれはなし。
6回表にはランナー一人おいて秋山がレフトぎりぎりにホームラン。フェンス上段に当たってスタンドに入ったという感じ。アルペンスタジアムだとおそらく左飛かよくても長打といった感じであろう。
7回表、一人アウトを撮った所で清水直から加藤に交代。調子は普通かと思ったが、抑えている場面で代えるというのは意外。その加藤がいきなり連打を浴び、村松にタイムリー内野安打。地元選手ということで声援がひときわ大きかった。一体何のために出てきたんだという感じ。この後、大道に2点タイムリーを打たれて逆転される。
こうなるとダイエーのペース。代打橋本の安打など見せ場はあったが、ダイエーは9回からペドラザが登場し、押さえ込まれてしまった。この日はメイが不振で大きく足を引っ張ったという感じであった。明日も観戦予定なので楽しみである。
5/25 福岡ドーム
日本ハム 0 3 1 2 0 0 0 0 0 6
ダイエー 0 0 0 1 0 2 0 0 0 3
ダ 金村、井場、芝草
近 永井、日笠、飯島、渡辺、岡本
本 クローマー7号、木元3号、小久保14号、松中8号
勝 金村2勝0敗
S 芝草0勝1敗3S
敗 永井0勝1敗
(1勝2敗)
今日はいとこの結婚式が博多であったことから、親戚と福岡ドームへ野球観戦することになった。結婚式場は博多全日空ホテルだったが、ここは日本ハム一行が宿泊していて、大島監督や古屋コーチに祝福されたとのことであった。
今日は内野指定席での観戦である。ダイエーの応援するのも初めてで、福岡ドームは初めてであったが、球場に入ったまず思ったのは、出来てからしばらく経っていることもあって大阪ドームのほうがきれいだなと感じた。また、ダイエーファンが結構きているのかと思いきや、内野には空席もちょっとあるような感じ。それでも48,000人の発表というのだから、券は売れているのだろうなと。ちなみに最近屋根はほとんど閉まっていると聞いていたけど、案の定この日も閉まっていた。
試合は永井と金村の投げあい。寺原に期待していたけど昨日出てしまっていた。2回、クローマーにあっさりソロホーマーを決められると、田中幸に安打を許し、木元。ここはまあ抑えられるだろうと思いきや、2ランホームランを打たれてしまった。
3回、永井を早くもあきらめたがこの回は小笠原のタイムリー2塁打。4回は金子タイムリーでこの回うぃ終わった時点で0-6。敗戦ムード濃厚である。
今日はダイエーの応援であるが、外野スタンドを見ると、さすがにライト側はみんな踊っている。私は待つ中、城島程度しか踊りは覚えていないこともあるけど、大阪ドームのダイエーの応援とはちょっと違っていて、応援歌に入るまでが長いことからあまり踊る場面はなかったように思う。小久保の応援歌が違うなども特徴らしいけどあまりよく分からない。再来週はナゴヤドームでダイエーを応援する予定だからと思ってスタンドを見ていたけど、あまりよくわからなかった。まあ、来週の北陸シリーズでロッテを応援する予定だけど、対戦相手がダイエーだからまあそのときにでも見ようか。
4回裏、小久保がどでかいアーチを決めると、6回にも松中が2ランを打って反撃。そして7回、連打で無死1・2塁のチャンスを作るが、代打・坊西、柴原、井口など後続が倒れ、得点できなかった。
その後、井場、芝草の継投で逃げ切られてしまう。終わってみればこの試合猛打賞の木元にやられてしまったという感じであった。
試合終了後はシーホークホテルで食事。ホークスタウン一体は人が多く、野球観戦をブランドにしたこのシーホークホテルもすごい賑わいである。ダイエーが経営不振というが、福岡3点セットにいる限り、こうしたことはまったく感じさせない(実際にも福岡3点セットは黒字を計上している)。野球誘致でここまで盛り上がるのかと思うと、大阪ドームももっと頑張って欲しいと感じるものである。
5/11 大阪ドーム
日本ハム 1 3 3 0 0 0 0 2 0 9
近 鉄 0 0 3 0 2 1 0 1 0 7
日 ミラバル、佐々木、芝草、井場
近 小池、門倉、高木、愛敬、山本、岡本、三沢、吉田
本 小笠原12号、ローズ14・15号、吉岡6号
勝 ミラバル5勝0敗
S 井場1勝1敗6S
敗 小池3勝2敗
(1勝1敗)
今日は梨田人形欲しさに球場に早めに到着。後輩の内野自由席ペアで入場。いつもは外野での応援だけど、今日は内野である。いつもは外野専門の後輩は出勤で今日は来ていないのだ。内野の席の勝手がよくわからないこともあったので、前のほうで見ることにした。久しぶりの迫力である。
試合開始してからわかったが、内野の場合、応援団は最前列ではなく少し上の通路にお立ち台が作られ、そこに本体がそろうという応援スタイルになっているのである。まあ、人形もらう日にしてはまずまずといった入り。
さて、スタメン発表。近鉄はウィルソンも憲史も礒部も吉岡もいる。あれ?と思うと、紀洋が遊撃手だった。試合は序盤から打たれまくる。日ハムの応援歌は何人か知っているので歌ってしまう(笑)。小笠原にもファンファーレがついている。そしたらタイムリー三塁打。その後は何とか切り抜けるが、2回にもランナー1人置いて首位打者の小笠原が2ラン。3回にも野口、金子のタイムリーで0−7。絶望するような得点差だけど、今日は打線重視のオーダーなので、なんとも思っていないではないか、いかん、いかん。
1回、2回とあっさりと押さえ込まれていたが、大村がチーム初安打となる二塁打を放つと高須がタイムリー、ローズが2ラン。やったー。5回にもローズがホームランを打ち、早くも2点差である。こうなると楽しくなってきた。6回にも憲史の二塁打で1点差とする。
7回の表になると日ハムのラッキー7。「札幌移転頑固反対」の垂れ幕が出てくる。メリットがない西武の準フランチャイズ化よりはよっぽどいい。本当は巨人が東京から出て行ってほしいんだけど。
8回には小笠原に打順が回る。あと単打が出ればサイクル安打である。カウント悪くなったこともあるが、敬遠。まあ妥当なところ。ところが、田中幸に打たれ、突き放されてしまう。その裏、吉岡がホームランで7点目をとっただけに非常に悔やまれる。
9回は井場に締められ、惜しくも負けてしまう。とはいえ一時期7点差でどうなることやらと思っていた試合が、途中は1点差まで詰め寄り、もう少しのところまで頑張れたので、最後負けなければいい試合だった。
驚いたのは、今年からビジターのヒーローインタビューもお立ち台とマイクがついていたことであった。ヒーローはもちろん、首位打者・小笠原。6打席4打数3安打2四球で打率も4割台に乗せただけに、おそろしやと感じる。
九条の松屋で食事して、後輩と話しながら次の駅まで歩こうか、というペースでぼちぼち帰る。結局大阪まで歩いてしまった。
3/30 大阪ドーム
オリックス 2 0 0 0 0 0 0 0 1 3
近 鉄 1 0 2 0 3 0 0 0 X 6
オ ヤーナル、牧野、岩下、今村
近 バーグマン、三澤、関口、岡本
本 吉岡1号、ウィルソン1号
勝 バーグマン1勝0敗0S
S 岡本0勝0敗1S
敗 ヤーナル0勝1敗
(1勝)
いよいよ待ちに待った開幕戦。この日と翌日は鈴木啓志人形を先着20000人にプレゼントするとあって、早めに行こうと思った。しかし前日は金沢で鉄満していたこともあり、深夜4時に切り上げて大慌てで準備、5時50分発の敦賀行きで出発。途中、敦賀と近江今津はワープしたり京都ではきっぷ購入のために1本心快速を落とし、大阪には10時44分着。それから大正へ向かうとちょうど開門の時間であった。
鈴木啓志人形は無事GETし、例によって後輩と合流。開幕戦とあって一塁側はすでに人がいっぱい。今日きっぷ買うときもファンクラブの列のほうが長いという逆転現象も起こっており、昨年の優勝の影響からか、近鉄ファンが相当増えたような感じ。一方のオリックス側は相変わらずがらがらである。今年は田口、アリアスが抜けたこともあって苦しそう。
今季初の「白いボールのファンタジー」を歌うと、セレモニーとして照明が消え、開会宣言である。そして今年野球殿堂入りした鈴木啓志氏の始球式。捕手は近鉄の梨田監督、打者は西武の石毛監督である。昭和50年代の後半はこうした対戦もあったはず。なかなかいい演出である。
近鉄の開幕投手はバーグマン。初回、四球のランナーを出してしまうと新外国人シェルダン、セギノールの連続タイムリー二塁打で2点を先制されてしまう。ランナーを背負うとどうも苦しい。その裏、ヒットで出塁の大村を紀洋のタイムリー二塁打で1点返す。3回にも大村出塁、紀洋が2点タイムリー二塁打で逆転。今年からストライクゾーンが広がった割には、試合時間は相変わらずである。
6回裏、吉岡がレフトへアーチを放つ。続くウイルソン。日本ハムから移籍してきたが、オープン戦ではいい場面がなく、後輩は期待はずれと思っているようであったが、当たれば大きいので調子さえ戻れば大丈夫と私は思っていたところ、右中間へ放った打球はスタンドへ。これで6対2。勝利が見えてきた。ウイルソンはその後もラッキーな内や安打で今日2安打。しかし圧巻だったのは紀洋で4打数3安打3打点である。手首の調子の悪さを感じさせない活躍振りであった。
試合は9回、中継ぎの関口がタイムリーを許し、セーブがつく場面で大塚が負傷中とあって「アチョー」の岡本を投入、あっさり逃げ切り見事、開幕戦勝利を飾った。チャンステーマ1がなかったが、開幕戦は初めてで、試合内容も面白くて楽しかった一戦だった。
3/16 大阪ドーム(オープン戦)
巨 人 2 0 0 1 1 0 0 0 0 4
近 鉄 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2
巨 上原、ワズディン、岡島、河原
近 前川、三沢、山村、山本、愛敬、宮本
本 阿部2号
勝 上原1勝1敗
S 河原0勝0敗2S
敗 前川1勝1敗
今年もやります「笑顔でストレート」。かれこれ5年目に突入ですね。
この日は18きっぷシーズンということで、金沢6時台の普通で大阪入り。直接ドームへ向かった。試合開始は13時とあって、球場についたらすぐにスタメン発表という状態。巨人はなぜか松井を欠くメンバー。4番は清原が座っていた(後でわかったが、松井は風邪のために欠場)。近鉄は「1番、指名打者、星野」で川口がセンターに入ったが、あとはごく普通のメンバー。川口の守備は不安であるが、どう出るかというところ。
初回、センターへの飛球を川口が落とし、点を与える。先発の前川にも不安はあるが、川口の守備は深刻である。ボールに追いついていただけに惜しい。DHにウイルソンが入るとなると、外野守備に不安があるとなると、1塁かDHの川口は今シーズンはウイルソンか吉岡が他のポジションに着くか欠場しない限り使えないかもしれない。外野守備では鷹野や益田の方がいい。
その裏、星野からであるが、応援歌はメインテーマがかかる。「打球がライトスタンドを〜」と阪神時代の歌を歌いそうになったと後輩と話していた。上原は調子がよく、水口とローズは初球凡打であっと意馬に終わってしまう。
2回、3回は0更新であったが、4回表、またしても前川がつかまる。初回に江藤に2塁打を許すと、送りバントと犠牲フライであっさり追加点を許してしまった。その裏、星野からの攻撃であったが、さっき話していた会話が応援団に届いたのか、何と「打球がライトスタンドを〜」の阪神時代の曲がかかった。そういえばその前から何だかトランペットで練習している感じだったし。まさかとは思ったけどうれしかった。阪神時代もそんな使いまわされていない曲なので、お遊びモードではなく正式に星野の応援歌にしてほしいものである。星野は倒れたが、水口がチーム初ヒットで出塁するもローズは併殺打。
オープン戦とあって試合展開も早く、音響やOSKもないのでスムーズに進む。5回にもつ以下点を入れた巨人の応援団からは、ロッテのぱくりなテンポの、よくテレビで聞く清原、江藤、元木などの曲が流れてくる。タオルを回している人も。ラッキー7の攻防が終わり、8回裏に代打、鷹野が登場。今年からできた「代打テーマ」が登場するも歌いきらないうちに打ってしまう。代打テーマは2番まで歌った後に通常のテーマに戻るようであった(他球団でもこの運用が多い)。ランナー1人を置いて、阿部が打った打球は高々と上がってホームラン。しかしこの買い2点返したので精一杯。
9回裏、チャンステーマ4「紅の丑」が流れる。後で聞いた話であるが、この曲は9回の裏にかかる曲であり、勝っているときには流れない、敗戦処理な曲のようである。同点のときならいい曲であるが。とはいえ、負けている試合でもファンを帰らせないようにするにはこうした曲はあったほうがいいと思う。星野も含め、この曲であった。
試合は2−4で負けてしまう。試合時間が短かったが、オープン戦だからなのか、ストライクゾーンが広がったためなのか(早打ちも多かったが)わからないが、思ったより早く帰路についたのであった。
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