バファローズNextのプロ野球観戦記'99


 バファローズNextが1999年に見に行ったプロ野球観戦です。カッコの中の勝敗は観戦した試合で自分の応援したチームの勝敗を示します。

バファローズNextのプロ野球観戦記'00
バファローズNextのプロ野球観戦記'98

9/11 大阪ドーム
ダイエー   2 0 0  0 0 0  2 0 0  4 
近   鉄  0 0 0  0 0 0  0 1 0  1 
ダ 工藤 近 マットソン、西岡、佐野 本 小久保21・22号、鈴木4号 勝 工藤11勝7敗 S 敗 マットソン4勝4敗 (4勝3敗1分)
 今季も終盤に入り、両リーグとも優勝争いで面白くなってきたけど、すでに優勝から遠ざかっている近鉄にとっては蚊帳の外である。すでに佐々木監督の降板、時期監督に梨田二軍監督の名前が上がったりしている。一方のダイエーは首位と、優勝争いの主役になっている。この試合で勝ってオリックスが負けるとM13が再点灯である。
 今日は内外野入場引換券を使って外野スタンドに入る。ダイエーは何時も観客が多いけど、この日は優勝争いということもあっていつもより多いように感じる。球状のイベントも9月と言うことか特になく、余裕で「白いボールのファンタジー」にも間に合う。
 そしてスターティングオーダー。近鉄は「1番:ショート・村上」といきなり面白いことをした。村上は打には定評があるが、ショートの守備というのはちょっと記憶にない(普段は外野だし、以前はサードを守っていたように思う)。ローズがセンターに入り、レフト貴久、ライト吉岡である。吉岡の外野もちょっと記憶にないが、巨人時代には外野を守っていたので大丈夫だろう。そして不振の大村はスタメン落ち。これは思い切ったことをしたと思う。ダイエーの先発が工藤ということもあって村上、貴久と右を並べてきた。工藤は案外右でも攻略できないが、これは妥当だろう。
 近鉄の先発は“ナックルボール”のマットソン。久しぶりに見る。試合は初回、簡単に2アウトを取ったが、吉永を歩かせて打率2割そこそこの小久保と勝負。するとレフトスタンドに突き刺さるアーチを打たれ、あっさり2点先制。さすが首位を行くチームである。
 その裏、近鉄はあっさり3者凡退。マットソンはランナーこそ出すが、要所を締める投球で以降は0に押さえる。工藤も四球で何人か歩かせるものの、ヒットを打たれることなく0点に抑える。それにしても今日は村上や貴久といったベテランや、私ははじめてみる高嶋のバッティングに期待する。高嶋の応援歌はCDではよく聞いているけど生では当然初めて。村上や貴久も何度も歌える(大村のように早打ち凡退ということもあったけど)のは良かった。おかげで試合は速く進み、おまけに工藤はノーヒットピッチングである。
 試合が動いたのは7回。ダイエーの応援歌に乗ってまた吉永を歩かせ、小久保に今日2本目の2ランを打たれる。その裏は工藤の前にヒットを出せない。こうなったら工藤のノーヒットノーランが出るかどうかである。ローズの打球が工藤の足に当たって心配したが大丈夫なようで、再びマウンドに上がった。
 8回裏、工藤のノーヒットノーランまであと6人である。ダイエーファンはみなそれを期待している。ストライクが入っただけでレフトスタンドから大歓声が沸き起こる。大阪ドームにここまで大歓声が起こったのは松坂登板のとき以来ではないか。私もここまでくればノーヒットノーランを見たい気もする。もし記録が途絶えるならホームランにして欲しいと思っていた。クラーク、高嶋凡退のあと、今季で引退かとも言われる貴久。あと4人までこぎつけたところ、工藤の投げた球は、貴久の怪力でガツーンとレフトスタンドへ。ノーヒットノーラン負けはなくなったけど複雑な気持ちである。ダイエーファンはすごくショックを受けていた。この回はこの1点で攻撃を終えた。
 このまま工藤は9回もノーヒットに押さえ完封は逃したが、1安打完投。36歳になったというのにいい顔だなあと思う。観戦に行って1安打負けというのは、私は初めてのように思う(試合途中から行って1安打しか見られなかったというのはあった。一緒に行った友達は、昨年の阪神の開幕戦、3年前の阪神の開幕戦で見た)今日は工藤を誉めよう。ちなみに貴久が工藤のノーヒットノーランを潰したのは13年ぶり2度目のことらしい。
 今シーズンもこれで9回野球観戦に行ったけど、金沢に住んでからよくこれだけ行けたなあと思う。来年は少し減るかもしれないけど頑張ってみよう。
8/13 広島
中   日  0 2 2  1 0 0  1 0 0  6 
広   島  0 0 0  0 0 0  0 2 0  2 
中 川上、岩瀬 広 佐々岡、横山、山内、玉木重 本 島2号 勝 川上6勝4敗 S   敗 佐々岡11勝6敗 (4勝2敗1分)
 昨年は雨で流れた広島遠征。今年こそはと思い、兼ねてからの希望である広島で広島の応援をすることにした。広島へは青春18きっぷで遠征。姫路903発の岡山方面行きの混雑は、ダイヤ改正(その前に出る岡山行きが途中止まりになった。)もあってすごかったが、見計らって席を確保したので難なく過ごせた。途中、平成11年1月11日11時11分に営業運転をはじめて話題になった、井原鉄道にも乗りに行った。福山で何時も野球観戦する友達と合流、広島でもう一人合流した後、広電で球場の方へ。
 今日はお盆休みで混雑するかなと思いきや、観客は17,000人と思ったより空いていた。対戦相手は首位を行く中日だったけど、そんなに客が多いわけでもなかった。
 試合は序盤から中日のペース。立ちあがりの悪い佐々岡からヒットを連発、1回こそゼロに抑えたものの、2回、3回と2点ずつ取られてしまう。一方の広島はというと、川上の前にランナーが全く出ない状態がつづく。
 中日は4回にも得点を重ね、2桁安打、関川も3打席目で猛打賞達成などぼろ勝ちムード。さすが首位を行くチームだけのことはある。その後もヒットは多く出たが、中日も拙攻で残塁も多く、大量得点とまでは至らなかった。一方の広島は5回までランナーが出ず、川上の完全試合ペース。6回にようやくディアスのヒットが出たが、次の西山が併殺に崩れ、27人ペース。7回も3人で抑えられてしまった。
 しかし8回、先頭の江藤が塁に出ると、次の金本は倒れたものの、6番に入っている嶋が何とレフトスタンドへホームランを叩き込んだ。待ちに待った「宮島さん」を歌う。中日は早くも川上をあきらめ、岩瀬にスイッチ。その後の広島はチャンスを作ったものの、反撃が遅すぎ結局は2−6で敗戦。やっぱり悔しい負け方であった。
 とはいえ広島独特の「立ったり座ったりする応援」ができたのはうれしい。先に立ってみたり後から立ってみたりしたけど、後から立つほうがやりやすいかな。応援歌も歌ったけど、立ったときに大声で叫ぶので応援歌よりも声を出したのでのどが疲れてしまった。よくよく考えると広島の応援は12球団でもっとも声を出すように思った。派手なのなら他にダイエー、ロッテとかあるけど、「声援」という意味では広島は独特な感じがあった。一応、「宮島さん」も歌えたし。
 試合後はお好み村でお好み焼きを腹いっぱい食べ、「ムーンライト山陽」に乗り、翌日の目的地である舞鶴に向かった。楽しい一日だった。
7/31 大阪ドーム
オリックス  0 0 1  0 0 0  0 0 2  0 0 0  3 
近   鉄  0 0 0  0 0 0  3 0 0  0 0 0  3 
オ 金田、小倉 、マーク、鈴木 近 レフトウィッチ、香田、柴田、大塚、バルデス 本 イチロー20号 (4勝1敗1分)
 3週間前と同じカードの観戦。今回は前日に大阪入りし、ゆとりを持って球場に足を運んだ。今年から近鉄バファローズの会員になったのだけど、会員になると内外野入場引換券が3枚ついて来るので、残り試合を勘案したところ、今回もこれを使わなかったら使えないままになりそうだったので使用する。内野で応援することがあまりなかったので、今日は4回までは内野で応援することにし、近鉄バファローズ社員後援会による応援(ちなみに外野は大阪私設應援團)を楽しみ、いつもと違う雰囲気を味わうことにした。
 今日はオリックス戦とあってかなりの入りだった。日ハムだとユニフォームデー(近鉄のユニフォームを着ると無料で内外野に入れる)にしたところでそれほど入りがいいわけではないが(日ハムのファンは近鉄のユニフォームは持ってないですしね)。今日の先発はレフトウィッチ−金田。レフトウィッチは好調で期待できるが、金田を打ち崩せるかどうかは別問題。近鉄打線に少々心配はあるが、投手戦をものにできなくは内容に感じる。
 試合は、オリックス金田が好調で、近鉄はランナーがほとんど出ずじまい。レフトウイッチは要所を締める内容で応戦。2回まで両軍無得点だったが、3回にはイチローがライトスタンド2階席の上をゆく特大本塁打が飛び出した。オリックスはチャンスが結構あったものの後続が続かず、レフトウィッチも徐々に調子をつけてきて、4回以降は両軍0行進。試合はテンポ良く、3時間以内で終了する勢いで進む。これが後に長い試合になるは思ってもいなかった。
 7回裏、金田が味方のエラーなどでピンチを迎えると、早くも小倉にスイッチ。金田を下ろすとは考えていなかったのでラッキーだった。近鉄に移籍後に花咲いた吉岡、「爆裂」高須の活躍で逆転に成功。これで勝利の瞬間を待つのみ…。なのになんで?
 9回には不可解な登板があった。レフトウィッチに代えて香田である。私が思うには、やはりレフトウィッチの完投が見たかったので続投させて欲しいのだけど、ストッパー大塚に交代というのならともかく、9回から香田というのは不可解に思う。先発レフトウィッチだったことから、大塚とも相性のいい古久保がマスクをかぶっていたのに、ここは続投か、大塚への交代のどちらか、という場面だったのではないか。大塚を温存したい気持ちもわかるが、それならレフトウィッチに投げさせてやって欲しかった。
 中継ぎに定評のある香田だけど、この日はランナーを出し、今度はワンポイント的に柴田に交代。柴田まで打たれ、結局大塚を出すも同点になってしまう。
 試合は延長12回まで長時間にわたって戦ったが、引き分け。5回途中から本格的に声を出して応援し、私自身“リリーフ応援団”と言っていたのに結局8イニングも声を出していたことに。ちなみに引き分けを見るのは久しぶりに思う。なお、試合後に佐々木監督は「香田と柴田を使ったのは悪かった」とコメントしたようである。
7/10 大阪ドーム
オリックス  0 1 1  1 0 0  0 0 0  3 
近   鉄  1 0 0  0 4 0  0 0 X  5 
オ 金田、鈴木、水尾、徳元、戎 近 高村、西岡、バルデス、香田、大塚 本 イチロー16号、ローズ25号 勝 香田3勝3敗4S S 大塚1S 敗 金田8勝5敗 (4勝1敗)
 約1ヵ月ぶりの野球観戦。この日は会社の早朝野球があったため、大阪入りしたのが昼前。翌日は「サンライズ出雲」で東京に行く予定だったので、慌しい帰省だった。そんな中の野球観戦だった。
 慌しい帰省だったこと、試合前のイベントが多くあったことなどで球場入りしたのは30分ほど前。ファンクラブ入会の時についていた内外野入場引換券を利用する。今日は土曜日とあってかなりの入りだった。このところ近鉄は脇役の投手が好調な反面、高村を初め岡本、小池といった主戦投手がしっかりこないのが悩みであり、今日も少々心配ではあった。打者では藤立がスタメンで起用されていた。
 試合は初回に先制したものの、高村は案の定立ち上がりから制球が不安定。ランナーを出しながら苦しいピッチングが続く。イチローの本塁打も飛び出し、5回表を終わって1−3と半ば負けムード。とはいえ金田もまずまずといったところで、絶好調ではなかった。
 負けムードの展開を覆したのは目下本塁打争いのトップに君臨しているローズ。5回裏に逆転3ランが飛び出し、これで打点でもイチローを抜いてトップに。あとは「首位打者」である。
 こうなれば近鉄は継投策。バルデスはやや危ない投球が続いていたが、香田に代わってから安心して見られるようになった。そして9回からはリリーフエース・大塚が帰ってきた。大塚のテーマ曲、久しぶりに聞いた(大塚が抑えに出てくるとき、球場から流れる)。大塚は中継ぎで数試合調整していたこともあって、ぴっちりと抑えてくれた。これで私は、今季大阪ドームでは負け知らずである。
6/16 石川
オリックス  0 1 0  1 0 0  0 0 0  2 
ロ ッ テ  3 0 2  0 0 0  0 0 X  5 
オ 星野、マーク、小倉、ウィン ロ 小宮山、ウォーレン 本   勝 小宮山5勝5敗 S ウォーレン13S 敗 星野4勝5敗 (3勝1敗)
 この日は前日になって、会社の先輩が「仕事で行けなくなったから…」と、内野指定席のチケットを1000円で譲り受け、4日ぶりの野球観戦になった。石川県営野球場はもちろん初めてである。
 定時に仕事を終わらせ、着替えのため家に戻った後、自転車で30分ほどかけて球場へ。降水確率60%だったので試合があるかどうか心配だった。自転車に乗っている間は小降りの状態で、まあ試合はあるんじゃないかと思った。球場の脇を通ったときには歓声が聞こえていたが、そのころに雨が強くなってきた。球場に入ったときには1回裏1死の状態で試合が中断していた。やはりというか、この時点で球場を後にする人も見られた。
 待つこと30分、ようやく雨が小降りになって試合再開。しかしこの中断で調子を狂わしたのか、オリックスの先発星野は堀、初芝に立て続けにフェンス直撃2塁打を浴びるなど3失点。2回表にオリックスも1点を返し反撃したけど、2回裏には星野を早々とあきらめ、マークに。そのマークも3回に2点を失うなど、踏んだりけったりの内容。5回表にはまた雨が振りだして、裏まで行ったら試合成立かといったムードになっていたこともあり、オリックス側ではイチローの打席が終わると球場を去るファンが結構目立った。
 ロッテの先発小宮山も序盤、中盤はそれほど調子が良かったわけではなかったが、尻上がりに調子が良くなってきたのか、その後も打ちあぐねていた。その後は両チームとも0行進が進み、最後はウォーレンに締められてしまう。
 この日の試合は、主催者であるロッテ側の方に客が多く、ロッテは応援団率いてトランペットなどで派手な応援を繰り広げていたが、オリックス側には(イチロー以外の打席でも)そんなものはなかった。7回表には千葉マリンスタジアム同様、一応オリックス側もラッキーセブンの曲がかかってはいたが、音量が小さいためか歌っている人は皆無だったなど、もうひとつ盛り上がりに欠ける内容だった。
 今季負けなしの私だったが、初の敗戦となったのは悲しい。
6/12 大阪ドーム
日本ハム   0 0 2  0 1 0  0 0 0  3 
近   鉄  0 0 1  0 1 4  0 0 X  6 
日 建山、下柳、立石、高橋憲、芝草 近 岡本、バルデス、香田 本 礒部2号、ローズ16号 勝 バルデス1勝3敗 S 香田3S 敗 建山2敗 (3勝)
 この日はユニフォームデーと言うことで、近鉄のユニフォームを来ていった人は内外野自由席が無料で入れるというサービスをすることをあらかじめ知っていたので、ちょうどいい機会だしということで球場に足を運んだ。その割には外野席は思ったより観客が少ないなあと感じた。1塁側内野自由席はそれなりに埋まっていたけど、3塁側は日本ハムと言うこともあってか、かなり少なかった。まあ日本ハムファンにとって見ればユニフォームデーと言ったって恩恵がないしね。
 さて、試合のほうは岡本の立ちあがりは悪く、3回には押し出しなどであっさり2点取られた。まあ日本ハムも建山だったらまあ打ち崩せるだろうと思ったけど、そこそこ調子はよく、5回まで2点しか返せず、苦しかった。
 6回にはローズの本塁打を皮切りに、クラーク、礒部も出塁したところで吉岡のところに代打鈴木貴久。吉岡に代打を送るとは当たっているだけに不可解だったが、その鈴木は応援歌を歌う前に死球を受ける。後で「代打を送ったのは死球対策だったのでは?」っと友達は言っていて、なるほど…とも感じたけど、まあ起爆剤になったことには代わりはない。死球を受けた後は代走が送られたが、これは死球の影響ではなく脚の関係であろう。
 こうして満塁となったところでバッターは的山。テレビで「今年の目標は2割。キャッチャーなので…」と聞いたことがあったが、打率は約2割7分で本塁打7本と目下絶好調で、昨年までだったらよく代打を送られていたが今年は的山のところで代打と言うことが減ってきた。そしてこの打席でも期待にこたえ2点タイムリー。この後もさらに1点が入り、勝ちムードに。
 そして試合はそのまま近鉄が逃げ切った。先に登場したバルデスが勝ち投手、最後を締めた香田にセーブがついた。今日3打点の的山がヒーローインタビューを受け、「近鉄バファローズの歌」を歌って帰った。今年見に行った試合はまだ負けなしと、私自身も好調である。
5/16 甲子園
中   日  2 0 2  0 1 0  0 0 0  5 
阪   神  0 0 2  0 0 2  1 2 X  7 
中 山本昌、中山、岩瀬、落合、前田 神 メイ、竹内、福原、リベラ 本 ゴメス8・9号、神野3号 勝 福原4勝1敗 S リベラ6S 敗 落合2勝4敗 (2勝)
 セ・リーグ初観戦。本当ならGW中の近鉄−西武戦、松坂登板の日に球場に行きたかったけど、予定が入ったので断念。調子のいい阪神を応援したくなたことからその代わりにと、甲子園に足を運んだ。
 この日は犬山の友達のほか今年大学院を出た部の後輩と3人で球場入り。入場券発売30分前にライト側外野指定の切符を求めて並ぶが、すでに列が3000人位できていると言う状態。相手が中日で首位攻防戦と言うこともあって、すごい人気である。近鉄戦なら球場に入るのも楽なのに(松坂登板の日は大変だったようだが)と思う。結局鳴尾近くのパン屋で3人で昼食。新生活や仕事の話などをする。
 今日は試合前のイベントが面白かった。ABCの道上洋三アナウンサーがスピードガンコンテストに登場。「100km/h出なかったら3塁側で応援する」と朝のラジオで宣言していたが99km/hと惜しくも出なかった(と言いながら、結局は放送席にいたらしい)。そしてブラスバンドをバックに道上洋三の言う「国家斉唱」を行う。友達は「君が代」を歌うのかと思っていたが、私は大阪に居たときは毎朝「おはようパーソナリティ道上洋三です」を聞いていたので、これが「六甲おろし」だというのはよくよく分かっていた。というわけで私も気持ちよく3番まで歌う。
 先発はメイと山本昌。中日は門倉あたりかなと思っていたから、ちょっと意外。ゴメスのホームランなどで3回表で0−4。敗戦ムードとも感じたけど、今年の野村阪神は昨年までの阪神とはちょっと違う。その裏にあっさり2点を取る。
 6回にも今岡のタイムリーなどで2点を取り、山本昌を引き摺り下ろした。ここまで来たら阪神のペース。その後も坪井、新庄のタイムリーで逆転。最後はリベラ投入で逃げ切り。六甲おろしを歌って帰った。
 個人的には昨日までブレーキだったブロワーズの大きな当たりが嬉しかった。「入ったかな」と思ったらフェンス直撃2塁打。惜しかった。新外国人2人の応援歌を早く覚えなくちゃ!!
4/18 大阪ドーム
ロ ッ テ  0 3 0  0 1 0  0 1 0  5 
近   鉄  0 1 2  2 0 2  0 0 X  7 
ロ クロフォード、近藤、藤田、小林雅、ウォーレン 近 マットソン、真木、香田、柴田、バルデス 本 ブレイディー1・2号、中村2号、ローズ4号 勝 マットソン2勝1敗 S バルデス4S 敗 近藤1勝1敗 (1勝)
 今年は公式戦初観戦。「白いボールのファンタジー」に間に合わなくて残念だった。
 試合はロッテのブレイディーの本塁打などで3点を取られるが、こっちも紀洋の本塁打などであっさりと追いついた。この日紀洋は4安打と、大振りだけでなくタイムリーを狙ったバッティングもあり、謙虚になったなあと実感。それでも豪快な空振りは魅了させてくれるが…。
 オープン戦でも見たマットソンは、3点取られ危なげはあったが、3回以降は抑えていた。近鉄打線はその後も得点をしていった。9番に入った、今季入来と交換で巨人から移籍してきた佐藤が貴重なところでヒットを打ったのが良かった。ただ後半は、ランナーを背負った場面で佐藤にバントを命じたのか、消極的だったのが残念だ。せっかく調子が良かっただけにヒッティングをさせてほしかったな。
 あとローズの本塁打などで最終的には7−5で勝利。「近鉄バファローズの歌」を歌って帰る。今日はいったん大阪の実家に帰宅してから、最終のサンダーバードで金沢に帰った。
3/17 大阪ドーム(オープン戦)
巨   人  0 0 0  0 1 0  0 0 0  1 
近   鉄  1 0 0  1 1 2  6 1 ×  12 
巨 ホセ、小野、木村、柏田 近 マットソン、佐野、バルデス、西川、品田 本 高橋4号、吉岡2号 勝 マットソン1勝 S   敗 ホセ1敗
 昨年は就職活動のさなか、結構野球観戦に行ったように感じる。1999年も暇を作っては野球観戦するだろうけど、就職先が金沢なことから、帰省を兼ねていくことになるだろう。頻度は減ると思う。
 今日はその前哨戦と言うべきオープン戦。犬山からきた友達と2人で観戦する。平日にもかかわらず、巨人戦と言うこともあってスタンドは結構人が入っていた。3万人弱入っているように思う。
 近鉄の先発は「ナックルボール」のマットソン。昨年まではよくパワプロというゲームで遊んだけど、このゲームでナックル投げる人がほとんどいなかったけど、最新版で登場しているであろうマットソンはどのような設定になっているのかな、と気になっている。結構使える投手だったりして。
 試合は序盤に効率よく得点した近鉄が優勢。吉岡のホームランも飛び出し、快勝であった。「読売倒せ〜よ」の応援も楽しめた。
 またこの日から各選手の応援歌が掲載されているサポーターズブックの頒布が行われ、早速getしてきた。今年から衣川、高須といったニューヒーローが登場。さまざまな応援歌を歌ってきた。昨年歌えなかったメインテーマも藤井選手のところで歌えたし。なお、今年からローズ、礒部の歌が変更になり、また覚えなおさなければならない。ローズの新曲はテンポがとりにくい…。まあ前の礒部の歌は大久保に流用されているのでほっとするところ。その他、内匠や藤立といった最近は影にかっくれてしまった人たちも応援できた。
 帰りは金沢まで直行。私はすでに就職する会社にアルバイトとして働いており、翌日は金沢で仕事なのである。切符が大阪市内発の学割乗車券なので大正駅まで歩く。ドームを後にするとき、ちょっとした出来事が起こった。それは、不吉なバスが2台ドームから出てきたのである。先頭のシートに長嶋監督が乗っており、その他巨人のナインが乗っているのである。
 気を取り直し、私たち環状線で大阪に。ただ大正駅外回り1605発の次が1620発とここだけなぜか15分も空いてしまっている。その間に入ってしまった関係で駅でかなり待たされた上に車内は混雑。とはいえ大阪までの辛抱。大阪からはサンダーバードで金沢まで帰る。振り返れば、結構楽しい試合だった。
ご意見、ご要望がございましたらmailまで。


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